ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

日々カルテ

2022年2月24日(金)くもり

月曜日くらいから心がざわつき、きのうがピークだったかもしれない。
自分が発狂するタイミング、落ち着くまでの過程などをつかむためにこうして詳細を記している。まるでカルテに書き込むように。

乱れた部屋・・・息をするのが精一杯の精神状態

きのうは1日中、自分の心と体を制御できなかった。
ちなみにきのう2月23日(木)天皇誕生日の私の行動記録。

8:00 息の仕方がわからなくなり、知らない街を夢遊病のように彷徨う。

13:00 赤ちゃんのようにわんわん泣きながら、母に電話。通話時間48分16秒
その後も内容は覚えていないのだが16時すぎに8分25秒の電話
19時すぎに21分13秒の電話 

この19時すぎの電話は「息苦しくて怖くて、家に帰るのが怖い」という内容だった気がする。

 

狂気じみたラインも、数人に送っている。
「吐き気とめまいがする」

「心拍数もおかしい」(と言いながら、測ると1分間に84回だったので正常値)
「帰れない、風呂に入るのもこわい、行くべき場じゃないところをうろつく とにかくここ数日、日常生活がまともにできなくて 息切れ、動機・・・大パニック 一気に大波のように押し寄せてきた」など。

 

あとで読み返すと気づくことがある。ラインを送っている本人(私)は、もう溺れて死ぬかもしれないという気分で書いているのだが、受け止める方は、酸素のたくさんある陸で、冷静に私を見ているということに。

逆の立場で友人が相談をしてきたとき、友人がパニックになっているときほど私は冷静だ。決して冷たいわけではなく、それくらい当事者と相談相手の間には温度差があるということだ。

 

「眠れなくて苦しい」という男性に、元気な私は「いいじゃん!私なんてすぐ眠るから羨ましいくらいだよ。本も読みたいし勉強もしたいのに、すぐ寝ちゃって嫌になる。眠れない時間を有効活用すれば、人生、豊かじゃない?」と言ってしまったことがある。その人は「ちがう。眠れないって苦しいんだよ。ずっとずっと苦しいんだよ。その時間に何かできるとかそんなことじゃないんだよ」と言っていた。

今、やっとあの男性の気持ちがわかる。愚かなことを言ってしまったと思う。

心を病んだ人間と、心身とも健康体の人間の間には、大きな隔たりがある。

まさに溺れて藁をもつかみたい人と、陸で元気に息をしている人くらい違うのだ。

 

死にそうな勢いで苦しんでいる私を見て母が「そういえばラジオの占いで、自殺したいという人が相談していたよ」と言うので「ああ、その手があったか・・・」と思った。

21:00 高校時代からお世話になっている占い師に電話をした。予約していないのでつながれば縁があったということ。駄目なら諦めよう。ドキドキしながら電話をすると、割と早く「どうした?絢ちゃん」と電話に出てくださり、仕事の事、恋愛の事、話は多岐に広がっていった。

15分1万円の大先生なのに、その4倍ほどの時間を割いてくださり「今度来た時、1万円払ってくれればいいよ」と言ってくれた。
今後私がどうしていくべきかということはわかってきたのだが、私がまるで気づかなかったつらいことも指摘され、胸が締め付けられるような思いもした。

 

電話をした後も息が苦しい感じは変わらず、お風呂に入るのが怖い感じもぬぐえない。占いの結果で気になることがあり、彼にラインしたのだが、元気な彼はぐーぐー寝ており既読にならず。熟睡しないまま朝を迎える。

 

24日(金)8:30 彼から電話がかかってきた。
「シャンプーが怖い」と言うと、彼は「美容院方式で、湯船の中で顔をつけずに上向きで流したら」と言った。シャンプーはそれでしのいだが、洗顔はどうしてもお湯に顔をつけなければならず、一大決心のもと行われた。

 

はたと「これはパニック障害では?」と思った。
ネットで「パニック障害」と打ってみると。原因も、症状もほぼ一致する。
突然の動悸、呼吸困難、吐き気、耐え難い不安発作。
危険や危機でもないものにまで不安や恐怖を感じ、日常生活に支障が出る。

100人に1人かかる、みたいなことも書かれていて「まあまあ高い確率だな」と思う。
「電車に乗れない」という人がいることは聞いたことがある。
私の「部屋に帰れない」「風呂に入れない」という症状は、それの派生系か―。

 

私はこれまで「時間」や「根性」をベースに、心の苦しみを解決してきたが、この時代、いよいよ心療内科や精神科に行った方がいいのでは、とも思えてきた。

 

午後からは取材があったので、その場ではいつも通りの私でいられた。
私にとって番の薬は「取材」と「原稿書き」ではないかとも思えてきた。
帰りに有磯海PAで、富山ゴールドラーメンと有磯海SA上りオリジナルの塩ブラックミックスソフトクリームを食べた。ああ、おいしい・・・
きのうは何も食べられなかったのに、きょうはおいしい。

入善ジャンボ西瓜のさん俵作りの取材 楽しかった!

24時間ぶりくらいの食事 富山ゴールドラーメン(白湯スープ×魚介エキス)

珍しいから、食べてみた 

 

20:00 ブログを読んだちーちゃんから電話がかかってきた。
「絢ちゃん大丈夫?あしたもちつき大会あるけど、一緒に行かん?もちろん体調すぐれなかったらドタキャンして!」と。あすは心療内科に行こうかと思っていたのだが、ちーちゃんとのもちつき大会に魅力を感じ始める。

 

心療内科ともちつき大会、どっちにしよう・・・」

心療内科ともちつき大会。すごい取り合わせ、前衛的だね。インスタレーションみたい。そんな風に気にかけてくれる友達がいるなんてありがたいことだよ。もちつき行っておいで」

ものすごく変な会話である。「カレーとラーメンどっちにしよう」的なノリで「心療内科か、もちつき大会か」と真剣に悩んでいるのだ。こんな並列どこにもない。

息ができない

2023年2月23日(木)天皇誕生日 ☀

朝起きて、顔を洗いたくない日がある。
それは悲しみや動揺で呼吸が浅く、心拍数が異常に高い日だ。

何というか…顔を水につけることで、呼吸ができなくなるような気がしてしまう。
今朝もそうだった。どうしても怖くて、顔を洗えなかった。
コットンに化粧水を含ませて顔を拭き、その上から化粧をした。

 

顔を洗いたくないということは、シャワーや入浴も怖くなるということだ。
しかし風呂に入らないわけにはいかないので、
そんな夜は浴室のドアを開けてなるべく外気が入るようにして入浴する。

 

元気な時は大好きなサウナも、今はサウナや水風呂のことを考えるだけで恐怖だ。
生きづらい。本当に、生きづらい。
いつからこんな風になったんだろう。

 

去年、安倍元総理が殺害され、妻の昭恵さんの弔辞を聞いた時も、苦しくて風呂に入るのが怖かった。
2019年に16年付き合った恋人と別れを決心した時も、呼吸の仕方を忘れて死にそうになった。
そして今も・・・マスクすらしたくないほど、苦しいのだ。

水が怖くて、お茶を飲むことすら怖い。

浅~いところで呼吸をしているからだろうか。
意識的に腹から呼吸を吸って、大きく吐き出すようしてみるが、気休めだろうか。

 

今週月曜日から、眠ることができない、日常生活に身が入らない、
人との会話もそらぞらで、ただ非生産的にたたずむ葦のようだ。

社会が通常通り動き、人々が行き来する風景をまぶしく眺めている。

人の感情を数値化することはできないが、私は感度が高い気がする。

高すぎて、生きにくい。
感情が呼吸に直結し、呼吸の仕方がわからなくなり、結果、風呂や洗顔までもが

怖くなる。私は毎日、日記をつけているのだが、息ができなくなった日の日記をそのままコピペしてみる。

 

2022年7月13日(水)
安倍総理の告別式の映像がきのうの夕方からけさの番組にかけて手厚く放送されている
きのう19時ごろかけおわったまつ毛パーマがとれないよう、
お風呂に入らないまま早めに寝て、早めに起きてお風呂に入っているとき息ができないほど苦しくなる
昭恵夫人(60)の言葉が何度も繰り返される
「まだ夢見ているようです 主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた
すごく感謝しています いつも私のことを守ってくれました
事件後に駆けつけて安倍元総理と対面したとき 手を握ったら握り返してくれたような気がしたこんな優しい人はいなかった いつも自分をかばってくれた」
「(吉田松陰の言葉で)10歳には10歳の春夏秋冬があり 20歳には20歳の春夏秋冬、50歳には50歳の春夏秋冬があります 父・晋太郎さんは総理目前に倒れたが67歳の春夏秋冬があったと思う 主人も政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが 本人なりの春夏秋冬を過ごして 最後 冬を迎えた 種をいっぱいまいているので それが芽吹くことでしょう」
「出棺前には棺に花を手向けた後数分間頬ずりし、別れを惜しんだという」などというテレビのナレーションが巡り巡る
愛する人を失う苦しみがぐっとくる 風呂に入りながら息が止まりそうになる

 

10月22日(火)くもり 即位の礼 休む
午前中加圧筋トレ
午後水泳1200m歩いたり泳いだり

水泳の後、彼とエピキキュリアンという新しいカフェに入る
もう、ここで言おうと決意していた
「ポップに別れられないかな」と切り出す
「さようなら~」と明るく返される。
「もう一回言われたら、別れようと思っていた」と。

 

2019年10月23日(水)
あまり長く眠れていない 過呼吸で起きる
東の窓に向かって息をする 少し寄りそう
彼は指をにぎってくれたので、「すみませんでした」「すみませんでした」と言いながら泣く
かめぼうに入っても落ち着かない
バナナジュースを作る
私は彼と一生いたいと思っていた なんなら来世もいたいと思っていた 永遠にいたかった
でも私を想ってくれる人の気持ちに応えるべく、私は折れた 折れるしかなかった
新しい人と生きていくことにした

水泳をした後に話をしたからか、顔を洗うのも怖い
息ができなくなるのではと思うからだ
水が怖い 風呂が怖い 運転が怖くなったように、私は次は風呂が怖くなるのだろうか
シャンプーが、洗顔が怖い 日常生活が遠のいていく

 

過去の日記が証明するように、大きなショックや悲しみがあると、
私は息ができなくなり、シャンプーや洗顔が怖くなるのだ。


感情の制御が効かなくなり、私は赤ちゃんのようにわんわん泣きながら母に電話をした。
いつもはろくなアドバイスをくれない母だが、きょうは私が弱り切っているからか、励ましの言葉がまあまあ刺さる。

「今は雷に打たれたようなものや。あんたやから雷が落ちてきたんや。
今はビリビリしとるかもしれんけどいつか「あのとき雷どーんって落ちて怖かった~」って言いながら振り返えればいい。
また小説になる。心に刻まれて糧になる。
今は息絶え絶えでおるけど、死にもできんし、生きていくげんて。それが人生」と。

 

今夜の風呂も怖いけど、あすも取材だ。
髪の毛も皮脂でべとべとしてきたので、ちゃんとシャンプーしないといけない。
苦しい、溺れそうだ。

男友達の看病

若いイケメン男性の買い物袋からネギが出ていた。
あまり見かけない風景なので「自炊男子なのかなぁ」と思った。
この季節だからひとり鍋でもするのだろうか、あるいはネギトロ丼か何かの薬味だろうか。しかし数分後、私の単純なプロファイリングは、あっけなく間違いであることが判明する。

 

駐車場に車を入れた時から彼の事は目に入っていたのだが、タイミング的に同じエレベーターに乗り合わせることになった。
あれ?こんな人、住んでいたっけ・・・!?

狭いエレベーターの中で一緒になり、互いに「こんばんは」と、あいさつをする。彼はカチコチに凍った保冷剤を手にしていた。

「冷たくないですか?」と声をかけると、男性は「友達が風邪をひいたみたいで、それで」と口にした。

同じマンションの住人同士、互いに詮索はしないが、だいたいどの部屋にどんな人が住んでいるかは把握している。ネギと保冷剤持参の若い男性は、一人暮らしの可愛い女の子の部屋に入っていった。

あぅ・・・お見舞いというか、看病だったのかーと思う。
「友達」って言ったよな、と思う。
彼女ではなく、女友達の家にネギ持参でお見舞いに行くなんてー。

逆にエロすぎる。

とても身ぎれいな男の子だった。20代だと思う。
彼からは「看病わくわく」というオーラが出ていた。
彼の言葉を額面通り受け取れば、まだ付き合っていない女の子の部屋にいくことになる。

 

私はきょう、ずっと行きたかった『ねじまき紅茶堂』に行き、
ダージリンのファーストフラッシュと、イギリスの伝統菓子をいただき、気兼ねなくしゃべれる女友達と「私の人生、ほんとうまみがないんよ」などと好き勝手なことをしゃべって、最高の時間を過ごしていた。

ねじまき紅茶堂にて

ここです!

スコーンもカラフル

女の子と来るのが正解の店

すてきなお菓子

ぐちゃぐちゃ混ぜるのが正解

刺繍がすてきすぎる


家に帰ってからアールグレイティーを飲んで鋭気を養おうとしていたのに、どうにもこうにも女友達の看病に気をとられてしまい、ゆっくりお茶を淹れたり、お茶を飲んだりする気分ではなくなってきた。もう、ただただだらしない顔で妄想時間である。


どうしたらそのようなシチュエーションになるのだろう。
女の子の方が「熱が出てつらい」と、男性を呼び寄せるのだろうか?
あるいは男の子の方が「いまから看病に行くよ」と言うのだろうか?

そしてあのネギの行方は・・・!?
彼がおかゆをつくり、ネギを散らすということで間違いないだろうかー

 

あぁ、願いが叶うなら・・・看病風景を見てみたい・・・
何を、どんな風にしてくれるのだろうかー

 

「お酒が飲めないなんて、人生の半分は損をしている」
パクチーが嫌いだなんて、人生の半分は損をしている」
「サウナが苦手だなんて、人生の半分は損をしている」

人生の半分を損する例えは様々あるだろうが、「男友達に看病してもらっていないなんて、人生の半分は損をしている」と思う。

 

ネギ持参のイケメン男友達が、部屋にやってきたことなど一度もない。

 

風邪をひけば誰にもうつしてはなるまいと一人部屋にこもり、ポカリをがぶ飲みし、熱い、つらいと、一人でのたうちまわり、何度も体温計をわきに差し込み、ひとりで熱を冷まして自己完結してきた風邪歴史・・・。

 

そもそも体調管理も仕事のうち、と、元気に過ごすことを美徳として生きてきた昭和の「根性論」が、痛烈にダサく思えてくる。

 

なぜあのとき我慢せずに「つらいの」と、言わなかったのか。
なぜあのとき隠さずに「いま風邪で寝込んでいるの」と言わなかったのか。

なぜあのとき「元気だけが取り柄」と、自分に無理を強いてきたのか。
あのとき あのとき あのとき・・・。

 

ああ、本当に私の人生はうまみがない!!

麗しい女

思いのほか、いい女に写った気がする。
ホテル日航金沢で食事をしたあと、ロビーで母に撮ってもらった写真のことだ。

さすがはホテル日航金沢。重厚でセンスのよい家具が、どすん、どすんと配置されている。

瞬時に「このソファに座ったら、いい感じの写真が撮れる」と思った。

写真の良し悪しは、主役3割、背景7割とも言われる。

 

他のお客様の邪魔にならないよう、スマホで2~3枚撮ってもらった。

ド素人の母がささっと撮った写真だったが、まあまあの完成度だった。

 

なんともオリエンタルな雰囲気。

後ろのヒョウが私の頭に食らいつこうとしている感じも、挑発的で実に良い。

私は「ちょっといい女風に撮れた笑 ホテルの内装がすばらしく…」と、ある男性に送ってみた。すると「ありがとう!麗しい」と返ってきた。

えっ!?私が、うるわしい!?!?

麗しい、うるわしい、う・る・わ・し・い・・


だいぶ古いが「お・も・て・な・し」の滝川クリステル風につぶやきながら、検索してみる。

『麗しい』
1 精神的に豊かで気高く、人に感銘を与えるさま。 
2 形・色・容姿などが、目に快く映るさま。

「美しい」でも「キレイ」でもなく「麗しい」という言葉をチョイスしてくるそのボキャブラリー力よ。

私は豆腐の角ならぬソファのクッションに頭をぶつけ、嬉しさと興奮で悶絶死した。

 

思えばここ最近、女であることを楽しんでいなかった。夢も張り合いもない。

全く違う人生を歩んでみたくて「あぁ、女優になりたい。別人格を憑依させたい」と思いながら日々生きているほどの病み方である。

 

先日、母に滝修行の現場を見てもらおうと、大岩山日石寺に連れて行った。大寒の日はいかに滝を浴びるかしか頭になかったが、ゆっくり参拝してみると、実に見どころが多い寺である。

滝修行の六本瀧

本堂の不動明王も素晴らしかった 恐れ多くて写真を撮るのも憚られた

男みくじ 女みくじ 500円

中でも気になったのは『女みくじ』なるおみくじだ。『しあわせを招く一言守入。ひとつひとつのおみくじに幸せへの祈りを託した「一言守」が入っています。それはあなたの行く道を照らす大切な言葉。御守として、大切にお持ちください』と書いてあるではないか。

 

行く道を照らしてくれるのか―。

ぜひとも照らしてほしい・・・。

 

あまりお守りやおみくじを買う方ではないのだけれど、あのときは藁をもつかむ思いでひいたのだ。

そうして出てきた言葉が麗』だった。自分には無縁の一文字に心が躍った。

麗しの『麗』

1週間前にひいた女みくじと、男性の言葉がリンクする。

 

「麗しい、うるわしい、私は麗しい・・・」

 

カッサカサな心と身体に、潤いが巡ってくる気がした。

 

2023.2.11(土)18:30 ⛅

2023滝修行ウラ話②

(2023滝修行ウラ話①から読んでね つづきものです)

 

今年の滝修行は、カメラマンと私の2人で行くことになっていた。
アシスタントが、家の用事で休みを取っていたのだ。
貴重品を預かってほしかったり、マイクを渡してほしかったり、SNS用の写真を撮ってほしかったり・・・色々してほしいことはあるのだが、やむを得ない。

いつも3人でしていることを、2人でやるしかない。

 

7:00に会社を出発。8:00前に滝修行の舞台、富山県上市町の大岩山日石寺(おおいわさん・にっせきじ)に到着した。9:00から一般の参拝者が浴びているシーンを撮影した後、各テレビ局の記者やアナウンサーが体験する流れだ。勝手知ったる現場である。

 

白装束を借りるとき、願い事を書くお札も一緒にもらった。こんな演出は今年初めてだ。緊張で考える力があまり残っていない中、えいっと思いつくままに書いた。「元気に、好きな仕事!」と。そう。健康に好きな仕事が納得いく形でできたら、それ以上望むことはない。

「元気に好きな仕事!」

白装束に着替えてから滝を浴びる前までの間、私は自分のスマホで動画を撮っていた。「きょうはアシスタントがいないので浴びているシーンは撮れませんが、今からあの滝を浴びてきます」みたいなことを言いながら。するとそれを聞いていた方が「僕がそのスマホで撮りましょうか?」と言ってくださった。

 

大変、大変、ありがたい。そのお気持ちは本当にありがたい。
そうできたらどんなにいいだろう。
しかし、私はお断りした。初対面の人にスマホを渡すことに用心深くなったのだ。

 

ここにすべてが詰まっている。電話帳も、ラインのやりとりも、写真も動画も、PayPayも。決して人を信じていないわけではないが、もし滝修行を終えて、何らかの理由でその人が見つからなかったと思うと、滝修行以上に恐怖だ。

 

私は2人の方と連絡先を交換し「もしご自身のカメラで撮って、私に渡してもいい写真があれば送ってください」と伝え、滝修行に臨むことにした。

その中のお一人は立派な一眼レフを首から下げ、最前列に構えている素敵なお兄さんだった。始まる前にも動画を撮ってくれたり、いろいろフォローしてくださったりして、私は自分のスタッフのように気を許してしまったくらいだ。

 

一般の人の修行が終わったのが10:30ごろ。いよいよ出陣の時だ。

意気込みリポートを撮った後、意を決して滝に入る。毎年浴びているのに、やっぱりこの瞬間だけは怖い。滝の水圧に押され、私はよろけた。一瞬息が止まりそうになった。やばい。気合が入って勢いよく行き過ぎたかもしれない。

「やばい!」の瞬間 撮影:河上二朗

「怖い!」の瞬間 撮影:河上二朗

どうしよう、どうしよう・・・。どうもならない。

どうしよう、どうしよう・・・。行くしかない。

 

最初、滝は「敵」のような存在だ。いきなり叩きつけてくる、厳しく突き放そうとする。それに打ち勝とうと、私はそこに立ち続ける。

心を決めた! 撮影:北島正之

滝を浴びる前、実は邪念だらけだった。
5回も浴びていると、リポートする内容もマンネリ化してくる。
「浴びた後に何とコメントしようか?」という予定稿を頭に思い描いてしまう。

 

何も分からずに浴びた2012年の1回目、少し慣れた2014年の2回目、まだ若かった2015年の3回目。(そこから7年置いて)7年ぶりに浴びた2022年の4回目、そして今年5回目となる。

 

集大成になるかもしれないと思っていた。後悔しないように浴びようと思っていた。

浴び始めてから数分後、滝がまったく冷たく感じなくなった。
「あれ!?私、気持ちいいんだけど・・・」と思い始めた。
カメラマンがOKの合図を出しているのが見えるのだが、もう少しこの滝の中にいたいとすら思った。こんなことは初めてだった。

明治元年建設 六本滝

写真愛好家らが滝の周りを取り囲みます

 

私は滝の一部になっていた。
目の前に水があって、その水越しに多くの人の姿が見える。こんなに冷静に滝の奥の景色を見たのは初めてだ。一番厳しい世界にいるはずの自分が、一番守られている場所にいるような感覚を覚えた。冗談抜きであと30分ほど浴びられそうだと思うほど、快感に包まれていた。

 

浴びた後に何とコメントしようか?という邪念はすっかりなくなっていた。
毎年「冷たい」とか「顔が凍る」など、リアクション芸人のようなコメントをしていたのだが、今年は「すっごく気持ちいいんです。もっともっと浴びたくなるくらい気持ちよかった。こんな感覚、初めてです。」と、すらすら言葉が出てきて自分でも驚いた。

 

滝の周りを囲んでいた、多くの写真愛好家の皆さんが拍手をしてくれた。昨晩まで、いや、今朝まで、うじうじうじうじと思い悩んでいた気持ちが吹き飛んでいた。

撮影:河上二朗

着替えた後、駐車場の車に向かうとき、まだ体の中に水圧が残っていてふらふらした。
去年はお寺の中のお風呂を男女交代で使わせてもらったが(男子が上がってくるまでずぶ濡れで待っていた)今年は少し離れた場所にある温泉『大岩不動の湯』に浸かれることになっていた。「ゆっくりしてきてください」とカメラマンに言われ、女湯に向かう。

 

その温泉に浸かったとき、「44年間生きてきて、今が1番幸せかも・・・」と思えるほど、私の気持ちは高揚していた。

 

会社に戻ってからも休憩室のベッドに倒れ込む暇はない。VTRをチェックして原稿を書かねばならない。私は芸人やタレントではないので、滝行の後でも、アナウンサーが読む原稿は自分で書かなくては放送できないのだ。


私は「中田記者は大寒の滝修行は5回目だそうですが、この滝を浴びた年は、風邪一つひかず元気に過ごせているそうです」と、自分で書いた。

原稿を書いている最中に、連絡先を交換した1人のフリーカメラマンから、写真が送られてきた。河上二朗さん。目の前で私のお世話をしてくださったお兄さんだ。とても丁寧に撮ってくださっているのがわかる。

今年は自分用の写真は手元に残らないと思っていただけに、とてもうれしい。

撮影:河上二朗

アメイジングトヤマ写真部で一緒だった北島正之さんも現場に来ていた。「フェイスブックにアップしようと思うが、水にしたたった衣装が悩ましすぎてどう編集するか困っています(笑)」とメッセージが来た。

北島さんの作品は、長年見ている。ものすごくドラマティックな写真を撮られる方だ。

北日本新聞の読者写真コンクールにも、いつも秀逸な写真を出して選出されている。

 

私は「北島さんの写真が大好きなので、写真作品として北島さんが納得する形で発表なさってください。別に加工や編集をする必要もないと思います」と伝えた。

下手にトリミングしたり、ぼかしをかけたりしたら、余計にいやらしくなる。

 

アップされた写真は「さすが北島さん!」という感じだった。心配されているようないやらしさは微塵も感じなかった。

撮影:北島正之

撮影:北島正之 この切り取り方は、実に北島ワールド

 

撮影:北島正之

ときどき「透けていないか?」などと心配されるのであえて書くが、私は生地が厚いベージュのインナーを着ているので、危ないものが透けることはない。白装束の下に派手な水着などが透けると絵として美しくないし、私はあえて肌に近いベージュの下着を身に付けている。だから「裸なんじゃないか?」などと心配されるのだが、そうでもないのだ。

 

来週から10年に1度の寒波が襲来するらしいが、この滝修行を終え、私は怖いものがなくなった。「もう何でも乗り越えられそうだ!」と思った。

 

その日は大切な人の送別会があり、夜はそちらに出席した。
当初は「滝修行の後だから、元気が残っているかな。出欠の返事、どうしようかな…」などと迷っていたのだが、出席させてもらって本当に良かった。日頃話せない方たちと深い話もできたし、コース料理もとても美味しかった。

ここで送別会でした

白子が美味しかったぁ・・・💛

〆はミニミニブラックラーメン 富山ならではのコース料理

後日、カメラマンが「そういえば、送別会どうでした?あの後出たんですか?」と聞いてきた。

私は「もちろん!もうすっごい楽しくて…。しゃべったし、食べたし、挨拶までしちゃった」と答えた。

彼は「元気ですね。僕なんて滝浴びてもいないのに、家帰ってすぐ寝ましたもん」と言っていた。

 

そう、滝を浴びると本当に元気になるのだ。

お寺の方に聞いたところ、大寒以外でも1500円で白装束を借りれば、一年中滝修行ができるとのこと。勇気がある方は・・・どうぞ。

撮影:河上二朗 肩の荷が下りて、めっちゃ笑顔

こんな感じでみなさん白装束を着て挑みます

2023滝修行ウラ話①

師走。「もうそろそろあの季節がやってくるな」と思い、憂鬱になる。
1月20日、大寒の滝修行だ。
富山県上市町(かみいちまち)の大岩山日石寺(おおいわさん・にっせきじ)で行われる。
別に誰に頼まれたわけでもないが、富山にいる限り、あの滝修行ロケは欠かせないと思っている。

 

ふとしたときに思い出す。
例えば、サウナから出て水風呂に入るとき。
「ああ、この冷たさは滝行を思い出すぜ・・・」と思う。
例えば、家でシャワーを浴びているとき。
「滝行はこの100倍の水圧がくるんだよな・・・」と思う。

 

最初に滝を浴びたのが2012年。

その後富山支局にいる間は浴び続け、今回で5回目となる。

2022年1月 初の滝修行 初々しいな・・・

2014年 2回目の滝修行

2014年 9年前はまだ耐えられたが・・・私もまあまあ年だ・・・

年が明けたら、いよいよ滝修行に向けて身体と気持ちを作らなくてはーと思い始める。
別に誰にも頼まれたわけでもないし、私が一言「今年はやめておきますわ」と言えばそれで済む。別に誰も私に強制していない。
しかしドMな私は「ここで逃げたら、逃げ続きの人生になる」などと思ってしまう。
言ってしまえば、自分との戦いなのだ。


だんだんだんだん日が迫ってくる。
痩せなければ、痩せなければ、と思うほどに食べてしまう。
せめて運動でもしようとも思うが、寒すぎて走りに行く気もしない。

 

白装束1枚で滝に打たれる修行は、すべてをさらす行為だ。
体型をカバーする服を着ることもできず、二重顎を隠すマスクも外し、厚めに塗ったメイクもすべて水にたたき流される。
最初に浴びた年から11年の月日が経ち、あまり使いたくない言葉だが、自身の見た目が「劣化」していることも自覚している。


こんなにうつうつとしている中、滝修行前日に富山紅茶の会のイベントが入っていた。
美味しい紅茶とスイーツをいただきながら講座を受ける、私の大切な癒やし時間だ。
できれば滝修行を終えた後に楽しみたいイベントだったが、しかたあるまい。
私は紅茶の会に出席し、翌日の滝修行のことを頭から抹殺しようとしていた。

富山紅茶の会 私の大好きな時間💛

その日は、フランスの新春の伝統行事ガレット・デ・ロワが行われた。

丸いパイの中に1つだけフェーブが入っていて、当たった人は1年の幸せが約束されるという。参加者6人がキャーキャー言いながら盛り上がる。

このパイの中にフェーブと呼ばれる人形が1つ入っています 当たりは誰に!?

 

結局友人のちーちゃんのケーキの中から、可愛い卵のオブジェが出てきてた。

ちーちゃんの頭には先生手作りの王冠が乗せられ、お祝いされた。

ああ、楽しい。紅茶の会よ、このまま終わるなかれ・・・!

可愛い卵のオブジェが出てきた!おフランス製だそう

大盛り上がり!!!

ちーちゃん、王冠似合うね👑

 

しかし、紅茶の会が終わってしまった。

ちーちゃんが「時間大丈夫?ランチ行く?」と誘ってくれた。
「いく、いく、いくぅ!」と乗っかる。少しでも誰かといて、あすのことを忘れたい。

イタリア料理 IL GRANO ガラス作家・坂田裕昭さんの『ななこ文様』のグラス

美味しいランチも終わってしまった。ちーちゃんが「家くるぅ?」と言ってくれたので「いく、いく、いくぅ!」と食い気味に飛びつき、17:00までおしゃべりに興じた。

九谷焼のお皿にお菓子 ちーちゃん家の器を見るのが好き

しかし、現実逃避もここまでだ。帰って家にひとりになると、とても心細くなってきた。
私は恋人に「あす、滝なんだよね。怖くてクヨクヨしてる。動画で応援メッセージほしいな」と頼んだ。
彼からは心頭滅却すれば水もまたぬるし!」などという凝ったメッセージが届いた。しかし、私が望んでいたものとは程遠い。なんか違う・・・。
気持ちはありがたいのだが、やさしすぎる。そうだ。今さらだが、彼はやさしい人なのだ。

なんというか…。教官のように「行け!飛び込んでこい!」と、強めに怒鳴ってもらいたいほど私は追い込まれていた。なんなら現場に来て「行けよ」と、乱暴に肩を押してほしいくらいだ。

 

そもそも私は何におびえているのか。

1番怖いのは頭から滝を浴びる瞬間だ。一瞬、溺れたかのような感覚になる。

ひぃい・・・あぷぷ、あぷぷ・・・

このまま息ができなくなるのではーと思ってしまうのだ。
あの瞬間をどう、乗り越えるべきかー。


朝になってしまった。「あぁ、決戦の金曜日だ」

体重計に乗る。結局、目標体重より2㎏重いままだった。
準備が完璧でなくても、来たるべきときは来てしまう。

 

体と気持ちがブリキの人形のようだ。自分自身で自分のねじをまく。

ぐりぐりぐり ぐりぐりぐり。
絢子よ、さあ進め。行くしかないんだ。

 

「滝なんて浴びれば終わる。M1グランプリに出る芸人の緊張と比べれば屁でもない」などと自分に言い聞かせ、私は家の玄関を出た。

 

(滝修行ウラ話②つづく)

2022年の漢字一字と、100のこと

クリスマスイブイブ。23日(金)から26日(月)まで北陸に大寒波の予報。

新潟の国道での立往生を受け、富山県知事が企業に臨時休業を、県民には車での外出自粛を呼び掛けている。

世の中が雪に覆われている今、私はまったく元気がない。精神的にぽっきりと折れている。

 

この日(23日)私は3人の女性に嫉妬していた。

私がやりたいなぁと思うような仕事がどんどん降ってきて、周りのサポートにも恵まれているH、K、Mだ。 ※こういう書き方をすると、数年後には書いた自分でも、もはや誰だかわからなくなっていることが多い笑

 

「ひがみの対象って、人それぞれだよね」と妹が言った。

家族との関係が悪く、幸せなを家庭を見て羨やむ人、

なかなか子どもに恵まれず、子ども関係の話題に敏感な人、

恋人がいない、あるいはうまくいってなくて、ラブラブネタにキーッ!っとなる人、

お金がなくて、優雅な生活にヤキモチを妬く人・・・

私は上記のことにはまったくひがまないのだが、仕事関係のことでピリつくことが多い。

 

真っ白なクリスマスイブイブなのに、目の前は真っ暗だった。

高齢社会。人生はまだまだ続くのに、一体私は何を目標に生きればよいのだろう。

全然やりたくないことを仕方なしにやってきた時間が長かったな、と思う。

やりたいことをやろうとすると、先駆者がおらずものすごいパワーを必要とするな、と感じる。

Mステ年末6時間祭を見ても楽しい気持ちになれず、TVを消して布団に潜った。

 

 

翌日。友人Cに電話をした。「くさくさしている。何も楽しい気持ちにならない」と。 するとCも「私も悩みがないわけでもない」と言う。どうやら最近彼氏が冷たいらしい。

「コロナワクチンを打ってきた」と言っているのに、「大丈夫か、元気か?」の一言もなく、訪問もないと。 Cが「あんな奴、もう捨ててやろうと思って!」と、言っている。気持ちいいほど威勢がいい。

私も気が大きくなって「おう、おう。捨ててやればいい!」と言ってみる。 するとCは「でも、捨てても次の候補がいるわけじゃないし、結局、捨ててもまた拾いに行かんなんかもしれん」と言う。

あはは。なんだそれ。 「捨ててやろうと思って」からの「拾いに行かんなんかもしれん」という急ハンドル発言がおかしくて、爆笑した。

威勢よく捨てて、慌てて拾いに行くCのことを想像した。

自分が何にむかついていたのか、一瞬忘れた。

 

全然元気がないが、今年の漢字一字を決めて、今年やったこと100をまとめようと思う。 令和になってから私は一切年賀状を出さなくなったので、この振り返りだけはしておかないと気持ちよく新年が迎えられない。 別に誰が待っているわけでもなく、ただの自己満足というか、備忘録なのだけれど。

 

2022年の私の漢字一字は「作」だった。

今年を振り返る上で一番大きな出来事は、写真作品展『FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー』を開催したことだった。 『Red』という大作に挑んだことが大きい。 ロシアのウクライナ侵攻が始まった時期で、私は怒りに震えていた。 一部の人間のエゴで、市民の暮らしが奪われることが我慢ならなかった。 そんな私の思いを知ったプロデューサーの市川篤氏から 「平和への願いを込めて、日の丸をイメージしたアートを作りましょう」と提案された。

 

目指す方向性は分かるのだが、どう形にすればいいか分からず途方に暮れた。

型紙を作ってみたものの大きすぎて車に積み込めず、立体駐車場の前で泣きそうになった。

出来上がってから「ああ、こういう表現もあるのか…」と、ふかんで作品と対峙した。

あのときは何か大きな力に導かれていた。とても自分一人の力では作れない作品だった。

 

Redは「写した」でも「撮った」でもなく、まぎれもなく「作った」作品だった。

Red 2022年4月

プロデューサーは私に『写真家』ではなく『写真作家』という肩書きでデビューさせてくれた。 ここにも『作』という文字が含まれている。 写真そのもので勝負をするより、書いたり作ったりすることも好きな私は、この肩書きをかなり気に入っている。

自宅がアトリエに 寝る場所もなくなるほどだった・・・

クロストーク 写真作家・中田絢子×プロデューサー・市川篤

写真作品展でも展示 富山県中央植物園にて撮影

金沢市大野町のスタジオプラスGで開催

素敵な人に見てもらえてうれしかった

ほかにも今年はたくさんのものを作った年だった。 富山にいながら、月1度のペースでゆうどきLiveに企画を送りこむことは至難の業だった。 誰も褒めてくれないが、好きでやっていたことだし、まあよい。仲間に入れてもらえることを、ありがたいと思っている。

 

「書く」ことにも励み、エッセイなどの「作品」を残せたことも意義深かった。

そこから新たな人間関係や世界が広がっていくのが、幸せだった。

 

それでは、今年印象的だったことベスト5を記します。

※あとは時系列・内容別に羅列です。

 

1 写真作品展「FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー」を開催 

  5月の土日祝に開催

2 人生初のインプラント手術 左奥2番目下の歯 草むしりをするように歯を抜いた

3 『バッハをつなごう』聞き手役を1年間務めることに

4 月とバケツ別冊に『君が撮る月』を掲載 観月のつどい2022に出品

5 旅のしおりを作って母と富山を旅した ※これはずっと続けたいほど楽しかった

もう限界だった歯を抜いた 写真はえぐいので絵を描いた

バッハをつなごう 第1回はピアニストの竹内佳代さん 来年も続くのが楽しみ

山口久美子さんのデザイン すてきな本が出来ました

【1月】

6 1月2日 新年早々、占いで大きな妄想が打ち砕かれる 

7 1月3日 近所の富山県護国神社に初詣

8 おりーぶで数年ぶりにちーちゃんと会う   

ちーちゃんは会社を辞め、結婚していた 私は彼氏の正体を明かした 

この日をきっかけにちーちゃんと遊ぶことが増えた

いつもおしゃれなちーちゃん 今年はいっぱい遊びました

9 日石寺で7年ぶり4回目の滝修行 雪が降っていた…

反響が大きかった滝修行

【2月】

10 玄関ドアに特注のスワッグを飾る 

玄関にスワッグ飾るの、憧れていたのです ハナココで5500円

11 黒部のY恵さんに会いに行く 自称私のストーカー笑

12 サウナタロトヤマデビュー ぺサがいい感じ リーズナブルで通いやすそう

13 富山育ちでご褒美ディナー ゆっくりお肉を堪能

黒部のY恵ちゃんと遊んだ後に この日とても幸せだった・・・

14 2022年2月 北日本新聞 読者写真コンクール「桜源郷(おうげんきょう)」で最終選考選出者に選ばれた

今年は6回くらい挑戦して、この作品のみノミネート もっと打率を高めたいが・・・

2月1日~3日まで断食して、顔が小さめの時期 

【3月】

15 ジョリーパスタデビュー     

冷静カッペリーニ「半熟卵とポークパストラミのカルボナーラ」が美味しすぎて、この後ちょくちょく通うように

チェーン店だけど侮るなかれ・・・24時まで開いてるし、かなり通った笑

16 母を連れて金沢のパオロへ 

ミシュランガイド北陸2021 ミシュランプレートに選ばれていた

17 3回目のコロナワクチン接種 もみの木醫院

 

【4月】

18 ポテチの海に溺れる

これは幸せ過ぎる景色 彼がまとめ買いして飾ってくれた

19 立山モンタロウさんに、写真作品展用のプロフィール写真を撮ってもらう

2022年 色んな媒体に使わせていただいた1枚 日本人として桜背景の一枚はありがたい・・・

20 浅見帆帆子さんプロデュースAMIRIのムーンストーンリングを購入 

   12号 13万7500円

中指につけているのが、ムーンストーン

21 第32回 耳で味わう とやま食 【富山湾ホタルイカと富山の地紅茶】

 

【5月】 

22 金沢城兼六園ライトアップ春の段を見に行く

23 ダ・タケで食事 移転後初来店 やっぱり美味しい!

24 木からおしっこアベマ中継

25 帆白 豆皿ランチへ

26 母67歳の誕生会 くいもん家ふるさとで加賀カニごはん

27 加佐ノ岬で初夏を満喫 面白い撮影ができた

ママちゃん撮影 気に入ってる1枚

ママちゃんと影あそび

28 黒部峡谷鉄道 鐘釣駅から歩いて15分 絶景過ぎる河原の足湯に入る

これぞ富山の底力!

【6月】

29 かほく市りあん初来店 宮崎剛一さん「みずがめ座流星群」を見る

30 2018年から使っているスマホを変えた 

古すぎてLINEの履歴もすべて消えた AQUOS SH-51Bに変えた

31 コロナで開催を延期延期にしてきた3人会を開催 

1次会:旬和席いちいちつう 2次会:BAR白馬館 駅前店

32 44歳の誕生日 スタージュエリー白いまあるい指輪

いつも彼が選んでくれます プレゼント選びが上手です

33 第33回 耳であじわう 富山食

富山湾のシロエビとラズベリーとあさひの紅茶】

野菜ソムリエのちーちゃんが講師を務めてた!

【7月】

34 GOLDEIN PLAY EARTH PARKTOYAMAリポート

35 おおかみこどもの雨と雪 公開10周年企画展リポート 西田美術館(上市町) 36 妹&甥&姪が初めてお城(金沢のマンション)へ 

   ぶどうの森でナイトバイキング

ようこそ!コロナ禍で来られなかったけど、今年ようやく

37 山代温泉 森の栖 別邸 木もれびの特別室に宿泊

女同士で気楽旅

貸し切り!プライベートプール 森の栖

ナイトプールもキレイでした★

温泉旅行の後で実家へ このとき母は熱中症で倒れていた

38 噂の石川県立図書館 妹たちと初来館

39 神子原にキラキラめだかを買いに行く

 

【8月】

40 猛暑日ロケ お茶ボトル2本+日焼け止めスプレー

41 北日本新聞納涼花火大会をベランダで初めて見た 

すごい近い!(コロナのため3年ぶり)

富山大空襲の鎮魂の意味もあるのです

42 梨ばろっこ2022 ロザリオ・ソナタ全曲演奏会へ 

「祖母のポップコーン」が記念公演冊子「祈りと 暮らしと 音楽と」

チェンバロの色に感動したコンサート 大きな出会いもありました

43 母とヌン活デビュー ANAクラウンプラザホテル金沢

たくさん飲み物があるのに、いきなり別料金のスパークリングワインを頼む母

44 新潮文庫の100冊 キュンタのステンドグラスしおりを集める

毎年これが欲しくて夏に本を買う・・・笑 

【9月】

45 大野涼日 このあと生中継へ 怒涛の1日

46 デスク賞を受賞 酒菜工房だいでお祝い

 

【10月】

47 小松グリーンホテルの個室サウナへ

48 黒部の吉川昌子先生 アフタヌーンティーに初お呼ばれ

(11月末には生花のリースをいただく)

49 山代温泉 瑠璃光 結婚式のお祝い返しランチ&温泉

50 ハニベ巌窟院へ 念願叶ってようやく来られた 母がプロ根性で動画撮影

ようやくこの地に・・・石川県小松市の珍スポット

無造作に置かれたひとつひとつの彫刻作品が、素晴らしすぎる

洞窟の地獄巡りもぜひ!

51 にゃんとコスプレサイクリングロケ

東京・神楽坂のコスプレの女王が南砺市

【11月】

52 赤いGUのセーターで黒部峡谷紅葉ロケ 数年ぶりに宇奈月駅に列 

全国旅行支援も始まり、観光地に人が戻ってきた

53 赤いりんごのツリーを買う イオンモール高岡 Afternoon Tea

54 初めて富山の営業支局を訪問

55 中田絢子さんと撮り巡る大野カメラ散歩開催 蔵の楽2022の目玉企画に

雨の中、参加して下さって本当にありがとうございました

56 下田美幸先生の定例お茶会に初参加 

中身が濃くて、美味しくて、ほっこりする・・・好きな要素が詰め込まれた勉強会

57 『日本三霊山展』を取材 西田美術館

58 石谷もちや清水店へ通い始める 駐車場もあって通いやすい 

59 binanpasutaのレシピで絶品パスタを色々作る

 

【12月】

60 母が酒菜工房だいに感動

61 coconi(ココニ)でモーニングデビュー

coconiのモーニング お茶やランチも気になる

62 青い丘で自家製ベーコン&ソーセージを食べる

雪が降る前に来られて良かった・・・運転ドキドキでした

63 白石一文氏の『君がいないと小説は書けない』に感動

64 恒例のカニコース忘年会 近江町いちば館『口福』

カニが大好きなママちゃん 帰りにカニポーズをするほど浮かれてた

65 陶器のスプーンを買う ヨーグルトを食べるのが楽しみに

66 本格的なチャイ作りに目覚める シナモンスティック×カルダモン×クローブ

67 23日からクリスマス寒波 社会部も応援に 

68 クリスマスプレゼント リモートサンタ 

スタージュエリーガール クリスマス限定のネックレス

クリスマスプレゼント かわいい💛

69 銭湯巡りにハマる 11月に高原鉱泉 12月にいなり鉱泉

70 季節ごとに環水公園を撮影 

8月:サマーファウンテン 12月:クリスマスデコレーション

こんなイベントがあったとは!

 

【鑑賞の記録】

71 3月 粕谷千春写真展「そして私は空に〇を書く」ミュゼふくおかカメラ館(高岡市

私小説のような写真展 

72 3月 ワンダーフォトコンテスト2021~2022「みいつけた!」水中宇宙を出品

73 3月 富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花

このマスクをつけてリポートしたくて、売店にマスク買いに走りました

74 3月 徳光典子個展 「沼一丁目、雨男」古本いるふ(滑川市

忖度なしで・・・2022年で一番ガツンと心に残った作品展

75 4月 山田利郎 ソロ写真展「Remember Dreaming」COFFEE PIT YSP(砺波市

76 4月 市川篤×扇田克也×佐々木雅浩3人展&トークショー ギャラリーノア(白山市

77 4月 Abox Photo Club写真展 富山市ガラス美術館 

78 4月 とやポー (ポートレイトの写真展)富山市ガラス美術館

79 5月 ちゃんポン×碧唯 1コイン撮影会も 

アレクサンドル・ルロワ切り絵 龍介25(小松市

ちゃんポンさんに撮ってもらった写真 宝物

セクシーさに、くらくらした影絵

80 5月 花の癒やし 五島一郎 はるみ 写真展 滑川ショッピングセンターエール

81 6月 カースティ・レイ 静けさの地平 富山市ガラス美術館

カースティレイさんのPVの映像も素敵でした あんな風に撮られたい・・・

82 6月 松龍&Ritsuko Matsushima ふたり展「私たちはずっと宇宙にいます」

写真の枠を超えたアートが点在していました

83 8月 富山県美術館開館5周年記念 ミロ展 ―日本を夢見て

84 9月 コーニング・ガラス美術館共同企画 NEW GLASS NOW

85 9月 華麗なる作家たちの共演 アーティフィシャルフラワー展示会 富山市ガラス美術館

86 9月 西田健太郎 絵画展「地球の家族」金沢エムザ

87 9月 第18回 富山市美術展2022 

インスタレーション部門 トリエンナーレ公募展 旧富山市立小羽小学校

こんな世界があったとは!

88 11月 3人の小さな写真展 Kasuya Chiharu Haremaki Miho Yamada Toshirou

89 11月 Memories 3人写真展 Kurotani Saori Shibakusa Yoko Megumi はちみつやはなれ(富山市

薪ストーブのある空間って憧れる

90 12月 【 灯火ーともしびー】写真3人展 プラス1 金川はるみ 五島一郎 田島喜文 舘谷章子(キルト)北洋の館(黒部市

 

【ゆうどき企画】

91 1月 伝説のコンビニ 立山サンダーバード

92 2月 SDGs企画 間伐材からウクレレ誕生

93 4月 春の呉羽山を巡る

五百羅漢の歴史を学べたことも有意義でした

94 4月 GWおでかけ 水橋食堂 漁夫&ほたるいかミュージアム

映えるだけじゃなく、ガツンと美味な海鮮パフェ

95 5月 わざわざ行きたい 道の駅KOKOくろべ

96 6月 TOYAMAキラリ大解剖

97 8月 こんな氷見知らなかった 氷見市漁業文化交流センター&彦右衛門

「抹茶革命が起こりました」とリポートしたほど美味しかった! 氷見・彦右衛門

98 8月 氷見にハワイ出現!?ワーフ&コ

99 9月 梨畑に響く 古楽器のメロディー

空撮も出して、今年1番力を入れた作品 梨畑のアトリエ

100 11月 YKKセンターパークへ行こう

 

クリスマスイブイブにがっくり落ち込み、クリスマスごろから「今年やったこと100」を書き始めて、現在12月31日(土)の未明である。

友人のRちゃんは「来年からは色々漏れがないように、手帳をつけ始めるんだ~」と、お気に入りの手帳を買って意気揚々としている。

 

Rちゃんは私に「手帳を買ったら?」と、おススメしてくれたが、私は「パソコンで打ち込む方が早いから」と、手書き手帳に興味が示せなかった。 私はRちゃんに「今年のことも振り返ってみたら?」と言ったが、「今年のことはつらすぎて思い出したくない」と言っていた。 彼女は来年やりたいこと100を手帳に書き、私は今年やったこと100をこのブログに書いている。 ただ書くことひとつでも、人それぞれ、自分のやりたいスタイルがあるものだなぁと思う。

 

23日に絶望した件は薄らいではきているものの、根本から解決したわけではない。

2023年はどう生きようかなぁ…と思う。まったく思いつかないし、わくわくした気持ちもないから とりあえず年明け早々行きつけの占い師さんに、どうすべきですかと聞いてみようかなぁと思う。まあまあの他力本願だ。

 

自分でチャンスをつかみ取りに行こうというアグレッシブな生き方に、少し疲れてきた。

アグレッシブにしなくてもチャンスに恵まれている人種を妬むことにも、だいぶ疲れてきた。 ちょっと暗いが、これが2022年 年末の正直な気持ちだ。

 

2022年12月31日(土)0:30