2022年の漢字一字と、100のこと
クリスマスイブイブ。23日(金)から26日(月)まで北陸に大寒波の予報。
新潟の国道での立往生を受け、富山県知事が企業に臨時休業を、県民には車での外出自粛を呼び掛けている。
世の中が雪に覆われている今、私はまったく元気がない。精神的にぽっきりと折れている。
この日(23日)私は3人の女性に嫉妬していた。
私がやりたいなぁと思うような仕事がどんどん降ってきて、周りのサポートにも恵まれているH、K、Mだ。 ※こういう書き方をすると、数年後には書いた自分でも、もはや誰だかわからなくなっていることが多い笑
「ひがみの対象って、人それぞれだよね」と妹が言った。
家族との関係が悪く、幸せなを家庭を見て羨やむ人、
なかなか子どもに恵まれず、子ども関係の話題に敏感な人、
恋人がいない、あるいはうまくいってなくて、ラブラブネタにキーッ!っとなる人、
お金がなくて、優雅な生活にヤキモチを妬く人・・・
私は上記のことにはまったくひがまないのだが、仕事関係のことでピリつくことが多い。
真っ白なクリスマスイブイブなのに、目の前は真っ暗だった。
高齢社会。人生はまだまだ続くのに、一体私は何を目標に生きればよいのだろう。
全然やりたくないことを仕方なしにやってきた時間が長かったな、と思う。
やりたいことをやろうとすると、先駆者がおらずものすごいパワーを必要とするな、と感じる。
Mステ年末6時間祭を見ても楽しい気持ちになれず、TVを消して布団に潜った。
翌日。友人Cに電話をした。「くさくさしている。何も楽しい気持ちにならない」と。 するとCも「私も悩みがないわけでもない」と言う。どうやら最近彼氏が冷たいらしい。
「コロナワクチンを打ってきた」と言っているのに、「大丈夫か、元気か?」の一言もなく、訪問もないと。 Cが「あんな奴、もう捨ててやろうと思って!」と、言っている。気持ちいいほど威勢がいい。
私も気が大きくなって「おう、おう。捨ててやればいい!」と言ってみる。 するとCは「でも、捨てても次の候補がいるわけじゃないし、結局、捨ててもまた拾いに行かんなんかもしれん」と言う。
あはは。なんだそれ。 「捨ててやろうと思って」からの「拾いに行かんなんかもしれん」という急ハンドル発言がおかしくて、爆笑した。
威勢よく捨てて、慌てて拾いに行くCのことを想像した。
自分が何にむかついていたのか、一瞬忘れた。
全然元気がないが、今年の漢字一字を決めて、今年やったこと100をまとめようと思う。 令和になってから私は一切年賀状を出さなくなったので、この振り返りだけはしておかないと気持ちよく新年が迎えられない。 別に誰が待っているわけでもなく、ただの自己満足というか、備忘録なのだけれど。
2022年の私の漢字一字は「作」だった。
今年を振り返る上で一番大きな出来事は、写真作品展『FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー』を開催したことだった。 『Red』という大作に挑んだことが大きい。 ロシアのウクライナ侵攻が始まった時期で、私は怒りに震えていた。 一部の人間のエゴで、市民の暮らしが奪われることが我慢ならなかった。 そんな私の思いを知ったプロデューサーの市川篤氏から 「平和への願いを込めて、日の丸をイメージしたアートを作りましょう」と提案された。
目指す方向性は分かるのだが、どう形にすればいいか分からず途方に暮れた。
型紙を作ってみたものの大きすぎて車に積み込めず、立体駐車場の前で泣きそうになった。
出来上がってから「ああ、こういう表現もあるのか…」と、ふかんで作品と対峙した。
あのときは何か大きな力に導かれていた。とても自分一人の力では作れない作品だった。
Redは「写した」でも「撮った」でもなく、まぎれもなく「作った」作品だった。
プロデューサーは私に『写真家』ではなく『写真作家』という肩書きでデビューさせてくれた。 ここにも『作』という文字が含まれている。 写真そのもので勝負をするより、書いたり作ったりすることも好きな私は、この肩書きをかなり気に入っている。
ほかにも今年はたくさんのものを作った年だった。 富山にいながら、月1度のペースでゆうどきLiveに企画を送りこむことは至難の業だった。 誰も褒めてくれないが、好きでやっていたことだし、まあよい。仲間に入れてもらえることを、ありがたいと思っている。
「書く」ことにも励み、エッセイなどの「作品」を残せたことも意義深かった。
そこから新たな人間関係や世界が広がっていくのが、幸せだった。
それでは、今年印象的だったことベスト5を記します。
※あとは時系列・内容別に羅列です。
1 写真作品展「FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー」を開催
5月の土日祝に開催
2 人生初のインプラント手術 左奥2番目下の歯 草むしりをするように歯を抜いた
3 『バッハをつなごう』聞き手役を1年間務めることに
4 月とバケツ別冊に『君が撮る月』を掲載 観月のつどい2022に出品
5 旅のしおりを作って母と富山を旅した ※これはずっと続けたいほど楽しかった
【1月】
6 1月2日 新年早々、占いで大きな妄想が打ち砕かれる
8 おりーぶで数年ぶりにちーちゃんと会う
ちーちゃんは会社を辞め、結婚していた 私は彼氏の正体を明かした
この日をきっかけにちーちゃんと遊ぶことが増えた
9 日石寺で7年ぶり4回目の滝修行 雪が降っていた…
【2月】
10 玄関ドアに特注のスワッグを飾る
11 黒部のY恵さんに会いに行く 自称私のストーカー笑
12 サウナタロトヤマデビュー ぺサがいい感じ リーズナブルで通いやすそう
13 富山育ちでご褒美ディナー ゆっくりお肉を堪能
14 2022年2月 北日本新聞 読者写真コンクール「桜源郷(おうげんきょう)」で最終選考選出者に選ばれた
【3月】
15 ジョリーパスタデビュー
冷静カッペリーニ「半熟卵とポークパストラミのカルボナーラ」が美味しすぎて、この後ちょくちょく通うように
16 母を連れて金沢のパオロへ
ミシュランガイド北陸2021 ミシュランプレートに選ばれていた
17 3回目のコロナワクチン接種 もみの木醫院
【4月】
18 ポテチの海に溺れる
19 立山モンタロウさんに、写真作品展用のプロフィール写真を撮ってもらう
20 浅見帆帆子さんプロデュースAMIRIのムーンストーンリングを購入
12号 13万7500円
21 第32回 耳で味わう とやま食 【富山湾のホタルイカと富山の地紅茶】
【5月】
23 ダ・タケで食事 移転後初来店 やっぱり美味しい!
24 木からおしっこアベマ中継
25 帆白 豆皿ランチへ
26 母67歳の誕生会 くいもん家ふるさとで加賀カニごはん
27 加佐ノ岬で初夏を満喫 面白い撮影ができた
28 黒部峡谷鉄道 鐘釣駅から歩いて15分 絶景過ぎる河原の足湯に入る
【6月】
29 かほく市のりあん初来店 宮崎剛一さん「みずがめ座流星群」を見る
30 2018年から使っているスマホを変えた
古すぎてLINEの履歴もすべて消えた AQUOS SH-51Bに変えた
31 コロナで開催を延期延期にしてきた3人会を開催
1次会:旬和席いちいちつう 2次会:BAR白馬館 駅前店
32 44歳の誕生日 スタージュエリー白いまあるい指輪
33 第33回 耳であじわう 富山食
【7月】
34 GOLDEIN PLAY EARTH PARKTOYAMAリポート
35 おおかみこどもの雨と雪 公開10周年企画展リポート 西田美術館(上市町) 36 妹&甥&姪が初めてお城(金沢のマンション)へ
ぶどうの森でナイトバイキング
37 山代温泉 森の栖 別邸 木もれびの特別室に宿泊
38 噂の石川県立図書館 妹たちと初来館
39 神子原にキラキラめだかを買いに行く
【8月】
40 猛暑日ロケ お茶ボトル2本+日焼け止めスプレー
41 北日本新聞納涼花火大会をベランダで初めて見た
すごい近い!(コロナのため3年ぶり)
42 梨ばろっこ2022 ロザリオ・ソナタ全曲演奏会へ
「祖母のポップコーン」が記念公演冊子「祈りと 暮らしと 音楽と」
44 新潮文庫の100冊 キュンタのステンドグラスしおりを集める
【9月】
45 大野涼日 このあと生中継へ 怒涛の1日
46 デスク賞を受賞 酒菜工房だいでお祝い
【10月】
47 小松グリーンホテルの個室サウナへ
(11月末には生花のリースをいただく)
49 山代温泉 瑠璃光 結婚式のお祝い返しランチ&温泉
50 ハニベ巌窟院へ 念願叶ってようやく来られた 母がプロ根性で動画撮影
51 にゃんとコスプレサイクリングロケ
【11月】
52 赤いGUのセーターで黒部峡谷紅葉ロケ 数年ぶりに宇奈月駅に列
53 赤いりんごのツリーを買う イオンモール高岡 Afternoon Tea
54 初めて富山の営業支局を訪問
55 中田絢子さんと撮り巡る大野カメラ散歩開催 蔵の楽2022の目玉企画に
56 下田美幸先生の定例お茶会に初参加
57 『日本三霊山展』を取材 西田美術館
58 石谷もちや清水店へ通い始める 駐車場もあって通いやすい
59 binanpasutaのレシピで絶品パスタを色々作る
【12月】
60 母が酒菜工房だいに感動
61 coconi(ココニ)でモーニングデビュー
62 青い丘で自家製ベーコン&ソーセージを食べる
63 白石一文氏の『君がいないと小説は書けない』に感動
65 陶器のスプーンを買う ヨーグルトを食べるのが楽しみに
66 本格的なチャイ作りに目覚める シナモンスティック×カルダモン×クローブ
67 23日からクリスマス寒波 社会部も応援に
68 クリスマスプレゼント リモートサンタ
スタージュエリーガール クリスマス限定のネックレス
69 銭湯巡りにハマる 11月に高原鉱泉 12月にいなり鉱泉
70 季節ごとに環水公園を撮影
8月:サマーファウンテン 12月:クリスマスデコレーション
【鑑賞の記録】
71 3月 粕谷千春写真展「そして私は空に〇を書く」ミュゼふくおかカメラ館(高岡市)
72 3月 ワンダーフォトコンテスト2021~2022「みいつけた!」水中宇宙を出品
74 3月 徳光典子個展 「沼一丁目、雨男」古本いるふ(滑川市)
75 4月 山田利郎 ソロ写真展「Remember Dreaming」COFFEE PIT YSP(砺波市)
76 4月 市川篤×扇田克也×佐々木雅浩3人展&トークショー ギャラリーノア(白山市)
77 4月 Abox Photo Club写真展 富山市ガラス美術館
78 4月 とやポー (ポートレイトの写真展)富山市ガラス美術館
79 5月 ちゃんポン×碧唯 1コイン撮影会も
アレクサンドル・ルロワ切り絵 龍介25(小松市)
80 5月 花の癒やし 五島一郎 はるみ 写真展 滑川ショッピングセンターエール
81 6月 カースティ・レイ 静けさの地平 富山市ガラス美術館
82 6月 松龍&Ritsuko Matsushima ふたり展「私たちはずっと宇宙にいます」
83 8月 富山県美術館開館5周年記念 ミロ展 ―日本を夢見て
84 9月 コーニング・ガラス美術館共同企画 NEW GLASS NOW
85 9月 華麗なる作家たちの共演 アーティフィシャルフラワー展示会 富山市ガラス美術館
86 9月 西田健太郎 絵画展「地球の家族」金沢エムザ
87 9月 第18回 富山市美術展2022
インスタレーション部門 トリエンナーレ公募展 旧富山市立小羽小学校
88 11月 3人の小さな写真展 Kasuya Chiharu Haremaki Miho Yamada Toshirou
89 11月 Memories 3人写真展 Kurotani Saori Shibakusa Yoko Megumi はちみつやはなれ(富山市)
90 12月 【 灯火ーともしびー】写真3人展 プラス1 金川はるみ 五島一郎 田島喜文 舘谷章子(キルト)北洋の館(黒部市)
【ゆうどき企画】
93 4月 春の呉羽山を巡る
94 4月 GWおでかけ 水橋食堂 漁夫&ほたるいかミュージアム
95 5月 わざわざ行きたい 道の駅KOKOくろべ
96 6月 TOYAMAキラリ大解剖
97 8月 こんな氷見知らなかった 氷見市漁業文化交流センター&彦右衛門
98 8月 氷見にハワイ出現!?ワーフ&コ
99 9月 梨畑に響く 古楽器のメロディー
100 11月 YKKセンターパークへ行こう
クリスマスイブイブにがっくり落ち込み、クリスマスごろから「今年やったこと100」を書き始めて、現在12月31日(土)の未明である。
友人のRちゃんは「来年からは色々漏れがないように、手帳をつけ始めるんだ~」と、お気に入りの手帳を買って意気揚々としている。
Rちゃんは私に「手帳を買ったら?」と、おススメしてくれたが、私は「パソコンで打ち込む方が早いから」と、手書き手帳に興味が示せなかった。 私はRちゃんに「今年のことも振り返ってみたら?」と言ったが、「今年のことはつらすぎて思い出したくない」と言っていた。 彼女は来年やりたいこと100を手帳に書き、私は今年やったこと100をこのブログに書いている。 ただ書くことひとつでも、人それぞれ、自分のやりたいスタイルがあるものだなぁと思う。
23日に絶望した件は薄らいではきているものの、根本から解決したわけではない。
2023年はどう生きようかなぁ…と思う。まったく思いつかないし、わくわくした気持ちもないから とりあえず年明け早々行きつけの占い師さんに、どうすべきですかと聞いてみようかなぁと思う。まあまあの他力本願だ。
自分でチャンスをつかみ取りに行こうというアグレッシブな生き方に、少し疲れてきた。
アグレッシブにしなくてもチャンスに恵まれている人種を妬むことにも、だいぶ疲れてきた。 ちょっと暗いが、これが2022年 年末の正直な気持ちだ。
2022年12月31日(土)0:30