ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

息ができない

2023年2月23日(木)天皇誕生日 ☀

朝起きて、顔を洗いたくない日がある。
それは悲しみや動揺で呼吸が浅く、心拍数が異常に高い日だ。

何というか…顔を水につけることで、呼吸ができなくなるような気がしてしまう。
今朝もそうだった。どうしても怖くて、顔を洗えなかった。
コットンに化粧水を含ませて顔を拭き、その上から化粧をした。

 

顔を洗いたくないということは、シャワーや入浴も怖くなるということだ。
しかし風呂に入らないわけにはいかないので、
そんな夜は浴室のドアを開けてなるべく外気が入るようにして入浴する。

 

元気な時は大好きなサウナも、今はサウナや水風呂のことを考えるだけで恐怖だ。
生きづらい。本当に、生きづらい。
いつからこんな風になったんだろう。

 

去年、安倍元総理が殺害され、妻の昭恵さんの弔辞を聞いた時も、苦しくて風呂に入るのが怖かった。
2019年に16年付き合った恋人と別れを決心した時も、呼吸の仕方を忘れて死にそうになった。
そして今も・・・マスクすらしたくないほど、苦しいのだ。

水が怖くて、お茶を飲むことすら怖い。

浅~いところで呼吸をしているからだろうか。
意識的に腹から呼吸を吸って、大きく吐き出すようしてみるが、気休めだろうか。

 

今週月曜日から、眠ることができない、日常生活に身が入らない、
人との会話もそらぞらで、ただ非生産的にたたずむ葦のようだ。

社会が通常通り動き、人々が行き来する風景をまぶしく眺めている。

人の感情を数値化することはできないが、私は感度が高い気がする。

高すぎて、生きにくい。
感情が呼吸に直結し、呼吸の仕方がわからなくなり、結果、風呂や洗顔までもが

怖くなる。私は毎日、日記をつけているのだが、息ができなくなった日の日記をそのままコピペしてみる。

 

2022年7月13日(水)
安倍総理の告別式の映像がきのうの夕方からけさの番組にかけて手厚く放送されている
きのう19時ごろかけおわったまつ毛パーマがとれないよう、
お風呂に入らないまま早めに寝て、早めに起きてお風呂に入っているとき息ができないほど苦しくなる
昭恵夫人(60)の言葉が何度も繰り返される
「まだ夢見ているようです 主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた
すごく感謝しています いつも私のことを守ってくれました
事件後に駆けつけて安倍元総理と対面したとき 手を握ったら握り返してくれたような気がしたこんな優しい人はいなかった いつも自分をかばってくれた」
「(吉田松陰の言葉で)10歳には10歳の春夏秋冬があり 20歳には20歳の春夏秋冬、50歳には50歳の春夏秋冬があります 父・晋太郎さんは総理目前に倒れたが67歳の春夏秋冬があったと思う 主人も政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが 本人なりの春夏秋冬を過ごして 最後 冬を迎えた 種をいっぱいまいているので それが芽吹くことでしょう」
「出棺前には棺に花を手向けた後数分間頬ずりし、別れを惜しんだという」などというテレビのナレーションが巡り巡る
愛する人を失う苦しみがぐっとくる 風呂に入りながら息が止まりそうになる

 

10月22日(火)くもり 即位の礼 休む
午前中加圧筋トレ
午後水泳1200m歩いたり泳いだり

水泳の後、彼とエピキキュリアンという新しいカフェに入る
もう、ここで言おうと決意していた
「ポップに別れられないかな」と切り出す
「さようなら~」と明るく返される。
「もう一回言われたら、別れようと思っていた」と。

 

2019年10月23日(水)
あまり長く眠れていない 過呼吸で起きる
東の窓に向かって息をする 少し寄りそう
彼は指をにぎってくれたので、「すみませんでした」「すみませんでした」と言いながら泣く
かめぼうに入っても落ち着かない
バナナジュースを作る
私は彼と一生いたいと思っていた なんなら来世もいたいと思っていた 永遠にいたかった
でも私を想ってくれる人の気持ちに応えるべく、私は折れた 折れるしかなかった
新しい人と生きていくことにした

水泳をした後に話をしたからか、顔を洗うのも怖い
息ができなくなるのではと思うからだ
水が怖い 風呂が怖い 運転が怖くなったように、私は次は風呂が怖くなるのだろうか
シャンプーが、洗顔が怖い 日常生活が遠のいていく

 

過去の日記が証明するように、大きなショックや悲しみがあると、
私は息ができなくなり、シャンプーや洗顔が怖くなるのだ。


感情の制御が効かなくなり、私は赤ちゃんのようにわんわん泣きながら母に電話をした。
いつもはろくなアドバイスをくれない母だが、きょうは私が弱り切っているからか、励ましの言葉がまあまあ刺さる。

「今は雷に打たれたようなものや。あんたやから雷が落ちてきたんや。
今はビリビリしとるかもしれんけどいつか「あのとき雷どーんって落ちて怖かった~」って言いながら振り返えればいい。
また小説になる。心に刻まれて糧になる。
今は息絶え絶えでおるけど、死にもできんし、生きていくげんて。それが人生」と。

 

今夜の風呂も怖いけど、あすも取材だ。
髪の毛も皮脂でべとべとしてきたので、ちゃんとシャンプーしないといけない。
苦しい、溺れそうだ。