ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

2023滝修行ウラ話②

(2023滝修行ウラ話①から読んでね つづきものです)

 

今年の滝修行は、カメラマンと私の2人で行くことになっていた。
アシスタントが、家の用事で休みを取っていたのだ。
貴重品を預かってほしかったり、マイクを渡してほしかったり、SNS用の写真を撮ってほしかったり・・・色々してほしいことはあるのだが、やむを得ない。

いつも3人でしていることを、2人でやるしかない。

 

7:00に会社を出発。8:00前に滝修行の舞台、富山県上市町の大岩山日石寺(おおいわさん・にっせきじ)に到着した。9:00から一般の参拝者が浴びているシーンを撮影した後、各テレビ局の記者やアナウンサーが体験する流れだ。勝手知ったる現場である。

 

白装束を借りるとき、願い事を書くお札も一緒にもらった。こんな演出は今年初めてだ。緊張で考える力があまり残っていない中、えいっと思いつくままに書いた。「元気に、好きな仕事!」と。そう。健康に好きな仕事が納得いく形でできたら、それ以上望むことはない。

「元気に好きな仕事!」

白装束に着替えてから滝を浴びる前までの間、私は自分のスマホで動画を撮っていた。「きょうはアシスタントがいないので浴びているシーンは撮れませんが、今からあの滝を浴びてきます」みたいなことを言いながら。するとそれを聞いていた方が「僕がそのスマホで撮りましょうか?」と言ってくださった。

 

大変、大変、ありがたい。そのお気持ちは本当にありがたい。
そうできたらどんなにいいだろう。
しかし、私はお断りした。初対面の人にスマホを渡すことに用心深くなったのだ。

 

ここにすべてが詰まっている。電話帳も、ラインのやりとりも、写真も動画も、PayPayも。決して人を信じていないわけではないが、もし滝修行を終えて、何らかの理由でその人が見つからなかったと思うと、滝修行以上に恐怖だ。

 

私は2人の方と連絡先を交換し「もしご自身のカメラで撮って、私に渡してもいい写真があれば送ってください」と伝え、滝修行に臨むことにした。

その中のお一人は立派な一眼レフを首から下げ、最前列に構えている素敵なお兄さんだった。始まる前にも動画を撮ってくれたり、いろいろフォローしてくださったりして、私は自分のスタッフのように気を許してしまったくらいだ。

 

一般の人の修行が終わったのが10:30ごろ。いよいよ出陣の時だ。

意気込みリポートを撮った後、意を決して滝に入る。毎年浴びているのに、やっぱりこの瞬間だけは怖い。滝の水圧に押され、私はよろけた。一瞬息が止まりそうになった。やばい。気合が入って勢いよく行き過ぎたかもしれない。

「やばい!」の瞬間 撮影:河上二朗

「怖い!」の瞬間 撮影:河上二朗

どうしよう、どうしよう・・・。どうもならない。

どうしよう、どうしよう・・・。行くしかない。

 

最初、滝は「敵」のような存在だ。いきなり叩きつけてくる、厳しく突き放そうとする。それに打ち勝とうと、私はそこに立ち続ける。

心を決めた! 撮影:北島正之

滝を浴びる前、実は邪念だらけだった。
5回も浴びていると、リポートする内容もマンネリ化してくる。
「浴びた後に何とコメントしようか?」という予定稿を頭に思い描いてしまう。

 

何も分からずに浴びた2012年の1回目、少し慣れた2014年の2回目、まだ若かった2015年の3回目。(そこから7年置いて)7年ぶりに浴びた2022年の4回目、そして今年5回目となる。

 

集大成になるかもしれないと思っていた。後悔しないように浴びようと思っていた。

浴び始めてから数分後、滝がまったく冷たく感じなくなった。
「あれ!?私、気持ちいいんだけど・・・」と思い始めた。
カメラマンがOKの合図を出しているのが見えるのだが、もう少しこの滝の中にいたいとすら思った。こんなことは初めてだった。

明治元年建設 六本滝

写真愛好家らが滝の周りを取り囲みます

 

私は滝の一部になっていた。
目の前に水があって、その水越しに多くの人の姿が見える。こんなに冷静に滝の奥の景色を見たのは初めてだ。一番厳しい世界にいるはずの自分が、一番守られている場所にいるような感覚を覚えた。冗談抜きであと30分ほど浴びられそうだと思うほど、快感に包まれていた。

 

浴びた後に何とコメントしようか?という邪念はすっかりなくなっていた。
毎年「冷たい」とか「顔が凍る」など、リアクション芸人のようなコメントをしていたのだが、今年は「すっごく気持ちいいんです。もっともっと浴びたくなるくらい気持ちよかった。こんな感覚、初めてです。」と、すらすら言葉が出てきて自分でも驚いた。

 

滝の周りを囲んでいた、多くの写真愛好家の皆さんが拍手をしてくれた。昨晩まで、いや、今朝まで、うじうじうじうじと思い悩んでいた気持ちが吹き飛んでいた。

撮影:河上二朗

着替えた後、駐車場の車に向かうとき、まだ体の中に水圧が残っていてふらふらした。
去年はお寺の中のお風呂を男女交代で使わせてもらったが(男子が上がってくるまでずぶ濡れで待っていた)今年は少し離れた場所にある温泉『大岩不動の湯』に浸かれることになっていた。「ゆっくりしてきてください」とカメラマンに言われ、女湯に向かう。

 

その温泉に浸かったとき、「44年間生きてきて、今が1番幸せかも・・・」と思えるほど、私の気持ちは高揚していた。

 

会社に戻ってからも休憩室のベッドに倒れ込む暇はない。VTRをチェックして原稿を書かねばならない。私は芸人やタレントではないので、滝行の後でも、アナウンサーが読む原稿は自分で書かなくては放送できないのだ。


私は「中田記者は大寒の滝修行は5回目だそうですが、この滝を浴びた年は、風邪一つひかず元気に過ごせているそうです」と、自分で書いた。

原稿を書いている最中に、連絡先を交換した1人のフリーカメラマンから、写真が送られてきた。河上二朗さん。目の前で私のお世話をしてくださったお兄さんだ。とても丁寧に撮ってくださっているのがわかる。

今年は自分用の写真は手元に残らないと思っていただけに、とてもうれしい。

撮影:河上二朗

アメイジングトヤマ写真部で一緒だった北島正之さんも現場に来ていた。「フェイスブックにアップしようと思うが、水にしたたった衣装が悩ましすぎてどう編集するか困っています(笑)」とメッセージが来た。

北島さんの作品は、長年見ている。ものすごくドラマティックな写真を撮られる方だ。

北日本新聞の読者写真コンクールにも、いつも秀逸な写真を出して選出されている。

 

私は「北島さんの写真が大好きなので、写真作品として北島さんが納得する形で発表なさってください。別に加工や編集をする必要もないと思います」と伝えた。

下手にトリミングしたり、ぼかしをかけたりしたら、余計にいやらしくなる。

 

アップされた写真は「さすが北島さん!」という感じだった。心配されているようないやらしさは微塵も感じなかった。

撮影:北島正之

撮影:北島正之 この切り取り方は、実に北島ワールド

 

撮影:北島正之

ときどき「透けていないか?」などと心配されるのであえて書くが、私は生地が厚いベージュのインナーを着ているので、危ないものが透けることはない。白装束の下に派手な水着などが透けると絵として美しくないし、私はあえて肌に近いベージュの下着を身に付けている。だから「裸なんじゃないか?」などと心配されるのだが、そうでもないのだ。

 

来週から10年に1度の寒波が襲来するらしいが、この滝修行を終え、私は怖いものがなくなった。「もう何でも乗り越えられそうだ!」と思った。

 

その日は大切な人の送別会があり、夜はそちらに出席した。
当初は「滝修行の後だから、元気が残っているかな。出欠の返事、どうしようかな…」などと迷っていたのだが、出席させてもらって本当に良かった。日頃話せない方たちと深い話もできたし、コース料理もとても美味しかった。

ここで送別会でした

白子が美味しかったぁ・・・💛

〆はミニミニブラックラーメン 富山ならではのコース料理

後日、カメラマンが「そういえば、送別会どうでした?あの後出たんですか?」と聞いてきた。

私は「もちろん!もうすっごい楽しくて…。しゃべったし、食べたし、挨拶までしちゃった」と答えた。

彼は「元気ですね。僕なんて滝浴びてもいないのに、家帰ってすぐ寝ましたもん」と言っていた。

 

そう、滝を浴びると本当に元気になるのだ。

お寺の方に聞いたところ、大寒以外でも1500円で白装束を借りれば、一年中滝修行ができるとのこと。勇気がある方は・・・どうぞ。

撮影:河上二朗 肩の荷が下りて、めっちゃ笑顔

こんな感じでみなさん白装束を着て挑みます

2023滝修行ウラ話①

師走。「もうそろそろあの季節がやってくるな」と思い、憂鬱になる。
1月20日、大寒の滝修行だ。
富山県上市町(かみいちまち)の大岩山日石寺(おおいわさん・にっせきじ)で行われる。
別に誰に頼まれたわけでもないが、富山にいる限り、あの滝修行ロケは欠かせないと思っている。

 

ふとしたときに思い出す。
例えば、サウナから出て水風呂に入るとき。
「ああ、この冷たさは滝行を思い出すぜ・・・」と思う。
例えば、家でシャワーを浴びているとき。
「滝行はこの100倍の水圧がくるんだよな・・・」と思う。

 

最初に滝を浴びたのが2012年。

その後富山支局にいる間は浴び続け、今回で5回目となる。

2022年1月 初の滝修行 初々しいな・・・

2014年 2回目の滝修行

2014年 9年前はまだ耐えられたが・・・私もまあまあ年だ・・・

年が明けたら、いよいよ滝修行に向けて身体と気持ちを作らなくてはーと思い始める。
別に誰にも頼まれたわけでもないし、私が一言「今年はやめておきますわ」と言えばそれで済む。別に誰も私に強制していない。
しかしドMな私は「ここで逃げたら、逃げ続きの人生になる」などと思ってしまう。
言ってしまえば、自分との戦いなのだ。


だんだんだんだん日が迫ってくる。
痩せなければ、痩せなければ、と思うほどに食べてしまう。
せめて運動でもしようとも思うが、寒すぎて走りに行く気もしない。

 

白装束1枚で滝に打たれる修行は、すべてをさらす行為だ。
体型をカバーする服を着ることもできず、二重顎を隠すマスクも外し、厚めに塗ったメイクもすべて水にたたき流される。
最初に浴びた年から11年の月日が経ち、あまり使いたくない言葉だが、自身の見た目が「劣化」していることも自覚している。


こんなにうつうつとしている中、滝修行前日に富山紅茶の会のイベントが入っていた。
美味しい紅茶とスイーツをいただきながら講座を受ける、私の大切な癒やし時間だ。
できれば滝修行を終えた後に楽しみたいイベントだったが、しかたあるまい。
私は紅茶の会に出席し、翌日の滝修行のことを頭から抹殺しようとしていた。

富山紅茶の会 私の大好きな時間💛

その日は、フランスの新春の伝統行事ガレット・デ・ロワが行われた。

丸いパイの中に1つだけフェーブが入っていて、当たった人は1年の幸せが約束されるという。参加者6人がキャーキャー言いながら盛り上がる。

このパイの中にフェーブと呼ばれる人形が1つ入っています 当たりは誰に!?

 

結局友人のちーちゃんのケーキの中から、可愛い卵のオブジェが出てきてた。

ちーちゃんの頭には先生手作りの王冠が乗せられ、お祝いされた。

ああ、楽しい。紅茶の会よ、このまま終わるなかれ・・・!

可愛い卵のオブジェが出てきた!おフランス製だそう

大盛り上がり!!!

ちーちゃん、王冠似合うね👑

 

しかし、紅茶の会が終わってしまった。

ちーちゃんが「時間大丈夫?ランチ行く?」と誘ってくれた。
「いく、いく、いくぅ!」と乗っかる。少しでも誰かといて、あすのことを忘れたい。

イタリア料理 IL GRANO ガラス作家・坂田裕昭さんの『ななこ文様』のグラス

美味しいランチも終わってしまった。ちーちゃんが「家くるぅ?」と言ってくれたので「いく、いく、いくぅ!」と食い気味に飛びつき、17:00までおしゃべりに興じた。

九谷焼のお皿にお菓子 ちーちゃん家の器を見るのが好き

しかし、現実逃避もここまでだ。帰って家にひとりになると、とても心細くなってきた。
私は恋人に「あす、滝なんだよね。怖くてクヨクヨしてる。動画で応援メッセージほしいな」と頼んだ。
彼からは心頭滅却すれば水もまたぬるし!」などという凝ったメッセージが届いた。しかし、私が望んでいたものとは程遠い。なんか違う・・・。
気持ちはありがたいのだが、やさしすぎる。そうだ。今さらだが、彼はやさしい人なのだ。

なんというか…。教官のように「行け!飛び込んでこい!」と、強めに怒鳴ってもらいたいほど私は追い込まれていた。なんなら現場に来て「行けよ」と、乱暴に肩を押してほしいくらいだ。

 

そもそも私は何におびえているのか。

1番怖いのは頭から滝を浴びる瞬間だ。一瞬、溺れたかのような感覚になる。

ひぃい・・・あぷぷ、あぷぷ・・・

このまま息ができなくなるのではーと思ってしまうのだ。
あの瞬間をどう、乗り越えるべきかー。


朝になってしまった。「あぁ、決戦の金曜日だ」

体重計に乗る。結局、目標体重より2㎏重いままだった。
準備が完璧でなくても、来たるべきときは来てしまう。

 

体と気持ちがブリキの人形のようだ。自分自身で自分のねじをまく。

ぐりぐりぐり ぐりぐりぐり。
絢子よ、さあ進め。行くしかないんだ。

 

「滝なんて浴びれば終わる。M1グランプリに出る芸人の緊張と比べれば屁でもない」などと自分に言い聞かせ、私は家の玄関を出た。

 

(滝修行ウラ話②つづく)

2022年の漢字一字と、100のこと

クリスマスイブイブ。23日(金)から26日(月)まで北陸に大寒波の予報。

新潟の国道での立往生を受け、富山県知事が企業に臨時休業を、県民には車での外出自粛を呼び掛けている。

世の中が雪に覆われている今、私はまったく元気がない。精神的にぽっきりと折れている。

 

この日(23日)私は3人の女性に嫉妬していた。

私がやりたいなぁと思うような仕事がどんどん降ってきて、周りのサポートにも恵まれているH、K、Mだ。 ※こういう書き方をすると、数年後には書いた自分でも、もはや誰だかわからなくなっていることが多い笑

 

「ひがみの対象って、人それぞれだよね」と妹が言った。

家族との関係が悪く、幸せなを家庭を見て羨やむ人、

なかなか子どもに恵まれず、子ども関係の話題に敏感な人、

恋人がいない、あるいはうまくいってなくて、ラブラブネタにキーッ!っとなる人、

お金がなくて、優雅な生活にヤキモチを妬く人・・・

私は上記のことにはまったくひがまないのだが、仕事関係のことでピリつくことが多い。

 

真っ白なクリスマスイブイブなのに、目の前は真っ暗だった。

高齢社会。人生はまだまだ続くのに、一体私は何を目標に生きればよいのだろう。

全然やりたくないことを仕方なしにやってきた時間が長かったな、と思う。

やりたいことをやろうとすると、先駆者がおらずものすごいパワーを必要とするな、と感じる。

Mステ年末6時間祭を見ても楽しい気持ちになれず、TVを消して布団に潜った。

 

 

翌日。友人Cに電話をした。「くさくさしている。何も楽しい気持ちにならない」と。 するとCも「私も悩みがないわけでもない」と言う。どうやら最近彼氏が冷たいらしい。

「コロナワクチンを打ってきた」と言っているのに、「大丈夫か、元気か?」の一言もなく、訪問もないと。 Cが「あんな奴、もう捨ててやろうと思って!」と、言っている。気持ちいいほど威勢がいい。

私も気が大きくなって「おう、おう。捨ててやればいい!」と言ってみる。 するとCは「でも、捨てても次の候補がいるわけじゃないし、結局、捨ててもまた拾いに行かんなんかもしれん」と言う。

あはは。なんだそれ。 「捨ててやろうと思って」からの「拾いに行かんなんかもしれん」という急ハンドル発言がおかしくて、爆笑した。

威勢よく捨てて、慌てて拾いに行くCのことを想像した。

自分が何にむかついていたのか、一瞬忘れた。

 

全然元気がないが、今年の漢字一字を決めて、今年やったこと100をまとめようと思う。 令和になってから私は一切年賀状を出さなくなったので、この振り返りだけはしておかないと気持ちよく新年が迎えられない。 別に誰が待っているわけでもなく、ただの自己満足というか、備忘録なのだけれど。

 

2022年の私の漢字一字は「作」だった。

今年を振り返る上で一番大きな出来事は、写真作品展『FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー』を開催したことだった。 『Red』という大作に挑んだことが大きい。 ロシアのウクライナ侵攻が始まった時期で、私は怒りに震えていた。 一部の人間のエゴで、市民の暮らしが奪われることが我慢ならなかった。 そんな私の思いを知ったプロデューサーの市川篤氏から 「平和への願いを込めて、日の丸をイメージしたアートを作りましょう」と提案された。

 

目指す方向性は分かるのだが、どう形にすればいいか分からず途方に暮れた。

型紙を作ってみたものの大きすぎて車に積み込めず、立体駐車場の前で泣きそうになった。

出来上がってから「ああ、こういう表現もあるのか…」と、ふかんで作品と対峙した。

あのときは何か大きな力に導かれていた。とても自分一人の力では作れない作品だった。

 

Redは「写した」でも「撮った」でもなく、まぎれもなく「作った」作品だった。

Red 2022年4月

プロデューサーは私に『写真家』ではなく『写真作家』という肩書きでデビューさせてくれた。 ここにも『作』という文字が含まれている。 写真そのもので勝負をするより、書いたり作ったりすることも好きな私は、この肩書きをかなり気に入っている。

自宅がアトリエに 寝る場所もなくなるほどだった・・・

クロストーク 写真作家・中田絢子×プロデューサー・市川篤

写真作品展でも展示 富山県中央植物園にて撮影

金沢市大野町のスタジオプラスGで開催

素敵な人に見てもらえてうれしかった

ほかにも今年はたくさんのものを作った年だった。 富山にいながら、月1度のペースでゆうどきLiveに企画を送りこむことは至難の業だった。 誰も褒めてくれないが、好きでやっていたことだし、まあよい。仲間に入れてもらえることを、ありがたいと思っている。

 

「書く」ことにも励み、エッセイなどの「作品」を残せたことも意義深かった。

そこから新たな人間関係や世界が広がっていくのが、幸せだった。

 

それでは、今年印象的だったことベスト5を記します。

※あとは時系列・内容別に羅列です。

 

1 写真作品展「FINDART(ファインダート)Vol.1 ーWishー」を開催 

  5月の土日祝に開催

2 人生初のインプラント手術 左奥2番目下の歯 草むしりをするように歯を抜いた

3 『バッハをつなごう』聞き手役を1年間務めることに

4 月とバケツ別冊に『君が撮る月』を掲載 観月のつどい2022に出品

5 旅のしおりを作って母と富山を旅した ※これはずっと続けたいほど楽しかった

もう限界だった歯を抜いた 写真はえぐいので絵を描いた

バッハをつなごう 第1回はピアニストの竹内佳代さん 来年も続くのが楽しみ

山口久美子さんのデザイン すてきな本が出来ました

【1月】

6 1月2日 新年早々、占いで大きな妄想が打ち砕かれる 

7 1月3日 近所の富山県護国神社に初詣

8 おりーぶで数年ぶりにちーちゃんと会う   

ちーちゃんは会社を辞め、結婚していた 私は彼氏の正体を明かした 

この日をきっかけにちーちゃんと遊ぶことが増えた

いつもおしゃれなちーちゃん 今年はいっぱい遊びました

9 日石寺で7年ぶり4回目の滝修行 雪が降っていた…

反響が大きかった滝修行

【2月】

10 玄関ドアに特注のスワッグを飾る 

玄関にスワッグ飾るの、憧れていたのです ハナココで5500円

11 黒部のY恵さんに会いに行く 自称私のストーカー笑

12 サウナタロトヤマデビュー ぺサがいい感じ リーズナブルで通いやすそう

13 富山育ちでご褒美ディナー ゆっくりお肉を堪能

黒部のY恵ちゃんと遊んだ後に この日とても幸せだった・・・

14 2022年2月 北日本新聞 読者写真コンクール「桜源郷(おうげんきょう)」で最終選考選出者に選ばれた

今年は6回くらい挑戦して、この作品のみノミネート もっと打率を高めたいが・・・

2月1日~3日まで断食して、顔が小さめの時期 

【3月】

15 ジョリーパスタデビュー     

冷静カッペリーニ「半熟卵とポークパストラミのカルボナーラ」が美味しすぎて、この後ちょくちょく通うように

チェーン店だけど侮るなかれ・・・24時まで開いてるし、かなり通った笑

16 母を連れて金沢のパオロへ 

ミシュランガイド北陸2021 ミシュランプレートに選ばれていた

17 3回目のコロナワクチン接種 もみの木醫院

 

【4月】

18 ポテチの海に溺れる

これは幸せ過ぎる景色 彼がまとめ買いして飾ってくれた

19 立山モンタロウさんに、写真作品展用のプロフィール写真を撮ってもらう

2022年 色んな媒体に使わせていただいた1枚 日本人として桜背景の一枚はありがたい・・・

20 浅見帆帆子さんプロデュースAMIRIのムーンストーンリングを購入 

   12号 13万7500円

中指につけているのが、ムーンストーン

21 第32回 耳で味わう とやま食 【富山湾ホタルイカと富山の地紅茶】

 

【5月】 

22 金沢城兼六園ライトアップ春の段を見に行く

23 ダ・タケで食事 移転後初来店 やっぱり美味しい!

24 木からおしっこアベマ中継

25 帆白 豆皿ランチへ

26 母67歳の誕生会 くいもん家ふるさとで加賀カニごはん

27 加佐ノ岬で初夏を満喫 面白い撮影ができた

ママちゃん撮影 気に入ってる1枚

ママちゃんと影あそび

28 黒部峡谷鉄道 鐘釣駅から歩いて15分 絶景過ぎる河原の足湯に入る

これぞ富山の底力!

【6月】

29 かほく市りあん初来店 宮崎剛一さん「みずがめ座流星群」を見る

30 2018年から使っているスマホを変えた 

古すぎてLINEの履歴もすべて消えた AQUOS SH-51Bに変えた

31 コロナで開催を延期延期にしてきた3人会を開催 

1次会:旬和席いちいちつう 2次会:BAR白馬館 駅前店

32 44歳の誕生日 スタージュエリー白いまあるい指輪

いつも彼が選んでくれます プレゼント選びが上手です

33 第33回 耳であじわう 富山食

富山湾のシロエビとラズベリーとあさひの紅茶】

野菜ソムリエのちーちゃんが講師を務めてた!

【7月】

34 GOLDEIN PLAY EARTH PARKTOYAMAリポート

35 おおかみこどもの雨と雪 公開10周年企画展リポート 西田美術館(上市町) 36 妹&甥&姪が初めてお城(金沢のマンション)へ 

   ぶどうの森でナイトバイキング

ようこそ!コロナ禍で来られなかったけど、今年ようやく

37 山代温泉 森の栖 別邸 木もれびの特別室に宿泊

女同士で気楽旅

貸し切り!プライベートプール 森の栖

ナイトプールもキレイでした★

温泉旅行の後で実家へ このとき母は熱中症で倒れていた

38 噂の石川県立図書館 妹たちと初来館

39 神子原にキラキラめだかを買いに行く

 

【8月】

40 猛暑日ロケ お茶ボトル2本+日焼け止めスプレー

41 北日本新聞納涼花火大会をベランダで初めて見た 

すごい近い!(コロナのため3年ぶり)

富山大空襲の鎮魂の意味もあるのです

42 梨ばろっこ2022 ロザリオ・ソナタ全曲演奏会へ 

「祖母のポップコーン」が記念公演冊子「祈りと 暮らしと 音楽と」

チェンバロの色に感動したコンサート 大きな出会いもありました

43 母とヌン活デビュー ANAクラウンプラザホテル金沢

たくさん飲み物があるのに、いきなり別料金のスパークリングワインを頼む母

44 新潮文庫の100冊 キュンタのステンドグラスしおりを集める

毎年これが欲しくて夏に本を買う・・・笑 

【9月】

45 大野涼日 このあと生中継へ 怒涛の1日

46 デスク賞を受賞 酒菜工房だいでお祝い

 

【10月】

47 小松グリーンホテルの個室サウナへ

48 黒部の吉川昌子先生 アフタヌーンティーに初お呼ばれ

(11月末には生花のリースをいただく)

49 山代温泉 瑠璃光 結婚式のお祝い返しランチ&温泉

50 ハニベ巌窟院へ 念願叶ってようやく来られた 母がプロ根性で動画撮影

ようやくこの地に・・・石川県小松市の珍スポット

無造作に置かれたひとつひとつの彫刻作品が、素晴らしすぎる

洞窟の地獄巡りもぜひ!

51 にゃんとコスプレサイクリングロケ

東京・神楽坂のコスプレの女王が南砺市

【11月】

52 赤いGUのセーターで黒部峡谷紅葉ロケ 数年ぶりに宇奈月駅に列 

全国旅行支援も始まり、観光地に人が戻ってきた

53 赤いりんごのツリーを買う イオンモール高岡 Afternoon Tea

54 初めて富山の営業支局を訪問

55 中田絢子さんと撮り巡る大野カメラ散歩開催 蔵の楽2022の目玉企画に

雨の中、参加して下さって本当にありがとうございました

56 下田美幸先生の定例お茶会に初参加 

中身が濃くて、美味しくて、ほっこりする・・・好きな要素が詰め込まれた勉強会

57 『日本三霊山展』を取材 西田美術館

58 石谷もちや清水店へ通い始める 駐車場もあって通いやすい 

59 binanpasutaのレシピで絶品パスタを色々作る

 

【12月】

60 母が酒菜工房だいに感動

61 coconi(ココニ)でモーニングデビュー

coconiのモーニング お茶やランチも気になる

62 青い丘で自家製ベーコン&ソーセージを食べる

雪が降る前に来られて良かった・・・運転ドキドキでした

63 白石一文氏の『君がいないと小説は書けない』に感動

64 恒例のカニコース忘年会 近江町いちば館『口福』

カニが大好きなママちゃん 帰りにカニポーズをするほど浮かれてた

65 陶器のスプーンを買う ヨーグルトを食べるのが楽しみに

66 本格的なチャイ作りに目覚める シナモンスティック×カルダモン×クローブ

67 23日からクリスマス寒波 社会部も応援に 

68 クリスマスプレゼント リモートサンタ 

スタージュエリーガール クリスマス限定のネックレス

クリスマスプレゼント かわいい💛

69 銭湯巡りにハマる 11月に高原鉱泉 12月にいなり鉱泉

70 季節ごとに環水公園を撮影 

8月:サマーファウンテン 12月:クリスマスデコレーション

こんなイベントがあったとは!

 

【鑑賞の記録】

71 3月 粕谷千春写真展「そして私は空に〇を書く」ミュゼふくおかカメラ館(高岡市

私小説のような写真展 

72 3月 ワンダーフォトコンテスト2021~2022「みいつけた!」水中宇宙を出品

73 3月 富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花

このマスクをつけてリポートしたくて、売店にマスク買いに走りました

74 3月 徳光典子個展 「沼一丁目、雨男」古本いるふ(滑川市

忖度なしで・・・2022年で一番ガツンと心に残った作品展

75 4月 山田利郎 ソロ写真展「Remember Dreaming」COFFEE PIT YSP(砺波市

76 4月 市川篤×扇田克也×佐々木雅浩3人展&トークショー ギャラリーノア(白山市

77 4月 Abox Photo Club写真展 富山市ガラス美術館 

78 4月 とやポー (ポートレイトの写真展)富山市ガラス美術館

79 5月 ちゃんポン×碧唯 1コイン撮影会も 

アレクサンドル・ルロワ切り絵 龍介25(小松市

ちゃんポンさんに撮ってもらった写真 宝物

セクシーさに、くらくらした影絵

80 5月 花の癒やし 五島一郎 はるみ 写真展 滑川ショッピングセンターエール

81 6月 カースティ・レイ 静けさの地平 富山市ガラス美術館

カースティレイさんのPVの映像も素敵でした あんな風に撮られたい・・・

82 6月 松龍&Ritsuko Matsushima ふたり展「私たちはずっと宇宙にいます」

写真の枠を超えたアートが点在していました

83 8月 富山県美術館開館5周年記念 ミロ展 ―日本を夢見て

84 9月 コーニング・ガラス美術館共同企画 NEW GLASS NOW

85 9月 華麗なる作家たちの共演 アーティフィシャルフラワー展示会 富山市ガラス美術館

86 9月 西田健太郎 絵画展「地球の家族」金沢エムザ

87 9月 第18回 富山市美術展2022 

インスタレーション部門 トリエンナーレ公募展 旧富山市立小羽小学校

こんな世界があったとは!

88 11月 3人の小さな写真展 Kasuya Chiharu Haremaki Miho Yamada Toshirou

89 11月 Memories 3人写真展 Kurotani Saori Shibakusa Yoko Megumi はちみつやはなれ(富山市

薪ストーブのある空間って憧れる

90 12月 【 灯火ーともしびー】写真3人展 プラス1 金川はるみ 五島一郎 田島喜文 舘谷章子(キルト)北洋の館(黒部市

 

【ゆうどき企画】

91 1月 伝説のコンビニ 立山サンダーバード

92 2月 SDGs企画 間伐材からウクレレ誕生

93 4月 春の呉羽山を巡る

五百羅漢の歴史を学べたことも有意義でした

94 4月 GWおでかけ 水橋食堂 漁夫&ほたるいかミュージアム

映えるだけじゃなく、ガツンと美味な海鮮パフェ

95 5月 わざわざ行きたい 道の駅KOKOくろべ

96 6月 TOYAMAキラリ大解剖

97 8月 こんな氷見知らなかった 氷見市漁業文化交流センター&彦右衛門

「抹茶革命が起こりました」とリポートしたほど美味しかった! 氷見・彦右衛門

98 8月 氷見にハワイ出現!?ワーフ&コ

99 9月 梨畑に響く 古楽器のメロディー

空撮も出して、今年1番力を入れた作品 梨畑のアトリエ

100 11月 YKKセンターパークへ行こう

 

クリスマスイブイブにがっくり落ち込み、クリスマスごろから「今年やったこと100」を書き始めて、現在12月31日(土)の未明である。

友人のRちゃんは「来年からは色々漏れがないように、手帳をつけ始めるんだ~」と、お気に入りの手帳を買って意気揚々としている。

 

Rちゃんは私に「手帳を買ったら?」と、おススメしてくれたが、私は「パソコンで打ち込む方が早いから」と、手書き手帳に興味が示せなかった。 私はRちゃんに「今年のことも振り返ってみたら?」と言ったが、「今年のことはつらすぎて思い出したくない」と言っていた。 彼女は来年やりたいこと100を手帳に書き、私は今年やったこと100をこのブログに書いている。 ただ書くことひとつでも、人それぞれ、自分のやりたいスタイルがあるものだなぁと思う。

 

23日に絶望した件は薄らいではきているものの、根本から解決したわけではない。

2023年はどう生きようかなぁ…と思う。まったく思いつかないし、わくわくした気持ちもないから とりあえず年明け早々行きつけの占い師さんに、どうすべきですかと聞いてみようかなぁと思う。まあまあの他力本願だ。

 

自分でチャンスをつかみ取りに行こうというアグレッシブな生き方に、少し疲れてきた。

アグレッシブにしなくてもチャンスに恵まれている人種を妬むことにも、だいぶ疲れてきた。 ちょっと暗いが、これが2022年 年末の正直な気持ちだ。

 

2022年12月31日(土)0:30

カニどんぶり予約騒動

2日前、母と私は険悪なムードだった。
大野カメラ散歩の打ち上げに、私たちは香箱ガニが6杯分入ったどんぶりのお店に行くつもりだった。
が、1週間前に予約をとろうとして、もう満席だと伝えられたのだ。

 

母はカニ気分満々だったのに、幻だった。もうとっくに予約してあるものだと思っていたのに、予約が遅かったんだ」と言ってきた。

 

私は「おかんと違って、私は毎日カニのことばかり考えているわけではない。仕事もあるし、雑務もあるし、日々頭を使いまくっているんだ。そんなに私を責めるなら、カニのことしか考えていない暇なおかんが予約をすればよかったんだ!」と怒りをぶちまけ、「代打の店、おかんが決めれば!」と言い放った。

 

すると、いつも行くまわる寿司店や、近所の焼肉店はどうか?と、まったくリサーチの跡が見られない返信がきた。
「なんかださいね。知ってるとこ、並べただけ的な」と返す。

 

もう、この時点で大げんか勃発か?カメラ散歩イベントにおかんを連れて行くのをやめるか?などとも思ったが、お互い最悪の事態は避けたいと感じたのか、それ以上はヒートアップしなかった。そうして香箱600%どんぶりに後ろ髪をひかれながら、互いにリサーチを開始した。


すると、冬のあったかメニューとしてかに味噌甲羅焼き』『かにクリームコロッケ』『かにチーズケランチム』など、かにを前面に押し出している八兆屋が目についた。色んな店をリサーチしたが、母も私も「ここにしよう」と、意見が一致した。

今度こそちゃんと予約を取らなければならぬ。

私は予約の時点で、かに味噌甲羅焼きは是非とも2つ注文したいのですが、よろしいですか?」と聞いた。すると「OKですよ~」と、スムーズに予約が取れた。

これは絶対食べたかった!かに味噌甲羅焼き 1298円

上機嫌な2人

おいちい・・・

大野カメラ散歩のイベントも楽しく終え、2日前に険悪だったムードは、どこへやら。
私たちは、そんなことをけろっと忘れ、かに味噌の甲羅焼きに舌鼓を打った。

母はあっという間にビールを飲み干した。
「ペース早すぎない?」と言うと、「なんかきょうのジョッキ、小さいんだよ。ビールも少ししか入ってなかった気がするし」と滅茶苦茶なことを言い、オレンジサワーを追加していた。

 

生ビールのジョッキが小さいわけがない。ちゃんとしたジョッキに、すれすれに入って提供されたのを私は見ている。おかんも上機嫌で、ぐびぐび飲んでしまったのだろう。

 

こうして2日前のカニどんぶり予約騒動』は静かに鎮火した。
この店にしてよかったね、などと言いながら、食べたいものを食べたいだけ注文した。
『八兆屋 県庁前店』チェーン店だけれどお料理は美味しいし、個室っぽくてきれいな席だし、すごくよかった。ここに来る縁があったのかな。

真鱈(まだら)白子の天婦羅 1188円

韓国風ふわふわ玉子蒸し かにのチーズケランチム 869円

ユッケ風ローストビーフ 649円

和豚(わとん)もちぶたとキャベツの炒めそば 792円

和風パフェ 605円

個室っぽいつくりで落ち着く・・・

お手洗いに立った時に撮ってみた

 

ちなみに、食べそびれた香箱600%どんぶりはこちら。なかなかの破壊力でした笑

LINEにファーストダイニングコンシュルジュから届いた画像より

 

失敗も含めて作品

私はイベントをするとき、SNSなどで広く呼びかける。
「いつ、どこで、何があります。良かったら来てね」と。
特定の個人を誘うような一本釣りはしない。
「〇〇ちゃん、今度◇◇あるからぜひ来て~」と営業してしまうと、親しい子や優しい人ほど「行ってあげなきゃ」という義務感にかられてしまうだろうから。

 

お客さんを集めるとき「多くの人を呼び込む」ことに重きをおかない。「義務感なく来てくれる人が、何人かいたらいいな」という思いでいる。「チケットが余ってるから、全席埋めなきゃ」みたいな気持ちになると、サクラだらけの人集めになってしまう。仕方無しに来た人がたくさんいても、誰も得しない。

 

今回の大野カメラ散歩は予約制というわけではなく、時間までに指定の場所に集まりましょうというゆるいスタイルだった。それゆえ当日にならないと、何人来るのか、あるいは誰も来ないのかもわからない。

 

前日、母は「あんた変な看板作って張り切っとるけど、誰が来るがいね?雨だからタオル持参で来てくださいとか、雨に強い靴で来てくださいとか呼びかけとるけど、誰に言っとるん?おっかし~!だいたい来る人は事前に連絡くれるわいね。この時点で連絡ないってことは、もう誰も来んわいね。それも見届けてあげるぞ。まあ、どんな結末でも一緒に笑えばいいがいね」と、言っている。

 

イベント当日は大雨で風も強い予報だ。

母の冷静な発言で、私自身もはたと参加者は0人かもしれないなぁと思い始めた。

なので予想外に人が集まってくださったのを見て、腰が抜けるほど驚いた。

本当に出発する?と言いたくなるような大雨 ざざざー☂

簡単な講義をしてから出かけます 

高校の同級生が2人、カメラ愛好家が2人、当日の飛び込みが2人。「楽しみたい、撮りたい」という気持ちがある方ばかりなので、ほのぼのと良い空気に包まれてながらイベントが進んでいく。

私も過去には参加者としてカメラ散歩的なイベントに出たことがあるが、純粋に撮影に夢中になった。しかし今回は初めて率いる側だ。撮影することより、このイベントを無事に遂行することに意識が行く。「皆さん楽しんでいるかな?」「そろそろここは出発してもいいかな?」などと、俯瞰で物事を見る感じだ。

大野日吉神社

ときどき自分でも心に留まった風景を写真に収めてみるものの、いまいち撮影に集中できない。
色味も安定せず、イメージ通りに撮れない。なんか赤い気がする。
※この段階で気付けばよかったのだが、みんなの様子を見るのに夢中で、自分のカメラ設定を確認するところまで意識がいかなかった。

 

帰ってきて、カメラで撮ってきた写真をプレビューするときに初めて気が付いた。
「やば。VIって何?極彩色??ビビットの略!?」
私はこれまで使ったこともない、エフェクトモードの「極彩色」を選んでいたのだ。
「極彩色」→派手でけばけばしい色彩
がーん。こんな設定で、カメラ散歩していたなんて。

うーん 赤い・・・

来年の干支、兎さん🐇が鏡餅に!?

陶芸工房「ぎゃるり・いっかん」さんにお邪魔しました

地面に埋め込まれた陶芸作品 贅沢・・・!
こんな可愛い子が何個も玄関に続く敷地に埋まってた

写真が全体的になんか赤いと思ったんだよね、濃すぎるし。色味が極端だし。

心からがっくりきたのだが、ふと、私がスタート前に皆さんに配ったレジュメの内容を思い出す。

 

「最近は撮った写真をトリミングしたり、色の補正をしたり、様々な加工を行うことが可能です。もちろん、それも写真を極める上では必要な技術だと思いますが、きょうは後で加工することを考えずに、その場で撮りきることに集中してみましょう!
「お散歩時の感動も失敗も含めて作品!」ととらえると、「今」に集中できますと。

自ら制作したレジュメには・・・

もっともらしい言葉が、ブーメランのように自分に返ってきた。
このどす赤い色味も、きょうの作品として受け止めねば―。


講師なのに変な色の写真。恥ずかしいですが、手を加えずアップします。
中田絢子さんのレジュメによると「失敗も含めて作品」らしいので。

極彩色モードの落ち葉

大野日吉神社より 県庁方面を見る

参加者の皆さんと お一人お一人の個性までわかるほど近いイベントでした。イベント終わっても誰も帰ろうとしないし・・・( ´∀` )あと1カ所くらい回れたかも

集合写真もお手のもの 広報担当のままちゃん

2022年11月13日(日)14:00~1時間のカメラ散歩

★次回ブログは打ち上げのお話

中田絢子さんと迷子になるツアー

「今週末はお天気も良さそうですので、もしお時間取れれば大野散策はいかがですか?そのうえで打ち合わせをしましょうか」と、Pから連絡があった。
Pとは、私の写真展のプロデューサーをしてくださったガラス造形家の市川篤氏である。

「はい、馳せ参じます!」といわんばかりに、私はそそくさと金沢市大野町へ向かった。自分一人では何をどうすべきか、まったく分からなかったからである。早く打ち合わせをして楽になりたい。

Pと下見へ

ひらがなが可愛い「おおの大橋」

おおの大橋からの眺め

思えばPのおかげで、まだ見ぬ世界をたくさん見せてもらっているなぁと思う。
2020年、2022年と2度に渡って写真展をプロデュースしてもらった。クロストークの相手役もしてくださった。
次は金沢大野・もろみ蔵通り秋の感謝祭 蔵の楽2022のイベントへの参加である。
チラシには「超目玉企画」と銘打って「TVリポーター・写真作家 中田絢子さんと撮り巡る大野カメラ散歩」と書いてある。
こんなことを考えています的な話は聞いていたものの、バシッとちらしが刷り上がってくると「あぁ、私の名前が入っているよ…。おまけにまぁまぁ派手な肩書きまでついちゃってるよ…」と、気恥ずかしい。

 

ついにこっち側に立つんだ、と思った。
これまでは受講生として『〇〇さんと行くカメラツアー』のような企画に参加するのが大好きだったが、今度は私が皆さんを誘導する側なんだ…と、緊張する。

そしてこちら側に立ってみて初めて、主催したり運営したりする側は、私たち参加者を受け入れ楽しませるために、丁寧に準備して下さっていたんだなぁと感謝の念を抱く。
あのとき私はただ「わ~い!楽しい~!!」と満喫していた。
「もっと運営目線で観察しておけばよかった…」と思うが、後の祭りである。

 

10月だというのに暑い日だった。
歩いてみると、知らなかった風景にたくさん出会える。
こんな場所もあったんだ、こんな眺めもあったんだと、より深く町を知ることができる。下見がてら、気になった風景をさくさくと撮影した。

Pと下見をすることが目的で、撮影が目的ではないので、メモ程度に抑えた写真だが
その方が肩の力が抜けて、素直な写真が撮れた気がする。

自分だけのフォトジェニックポイントを見つけてみてね

神社も行こうかなぁ・・・

肉眼ではそう見えないものが、カメラを通すと・・・

陶芸工房『ぎゃるり・いっかん』さん 午前か午後の回どちらかに組み込みたい

何気ない日常をどう切り取るか カメラの楽しさはそこにあり

影 シルエットもよーく見て

赤いドアが印象的

たまに箸休めカットがあると、アルバムにリズムが出ます

 

お付き合いいただき、ありがとうございます でもそれもPの務めです( ´∀` )

下見をした10月1日(土)金沢の最高気温は27.8℃だった。
13:30から1時間半ほど歩き、汗だくになって戻る。
しょうゆソフトクリームをごちそうになりながら「さて、どうしましょうかね」とミーティングが行われた。
ただ歩いただけで1時間半だ。撮影するともっと時間がかかる。すべてのコースを行くのは無理だ。
今歩いた中から見どころをピックアップして、効率的に回らねばならない。

 

男性には分かりにくい感覚かもしれないが、女性は地図に疎い。
私も「あの神社からあそこまで何分くらいでしたっけ?」「反対まわりすると、どこに出るんでしたっけ?」と、今行ってきたばかりのコースですら思い出せず、頭の中でうろうろしている。


「中田さんにとってこのツアーは、迷子にならずに無事帰ってこられるかが課題ですね」とPが笑っている。
運営がどうの、指導がどうの、という前に、皆さんを無事ご案内できるかすら危うい。

 

「あと1カ月以上ありますし道も忘れるでしょうから、イベントが近くなったらママちゃんと一緒にもう一回歩いてみたらどうですか?」と言われてしまう。
もうママちゃんが駆り出されることまで決められている。
当日は出店あり、ワークショップもあり、イベントのすべてを取り仕切っているPは、私に付き添うことができない。
母と私で復習すると、もっとドツボにはまる気さえしているが…。

 

そんなこんなな泥船ツアー。まあ、私も初めてなので大目に見てください。
私と一緒に大野をカメラ散歩したい方、迷子になるのも楽しめるよ、という方は
カメラ持参で(スマホでもOK)金沢市大野町のガラス工房 スタジオ・プラスGまでお越しください。

TVリポーター・写真作家 中田絢子さんと撮り巡る(ときどき迷子になるかもしれない)大野カメラ散歩
11月13日(日)11時の回と14時の回があります。
参加無料、雨天決行です。事前申し込み不要なので、当日気分が乗れば、ちらりと遊びに来てみては♪

蔵の楽2022 すてきなチラシが出来ました 表面

イベントも色々 私も楽しみたい 買いたい♪ チラシ裏面

無粋な女

2022.9.30(金)晴れ

 

社内のリモート会議で各地域の支局長の名前が呼ばれ、コメントを求められていた。
もうすぐ私の番かな・・・と思って構えていた折、「中田さんは今はいいです。後で呼びます」と言われて、ぞわぞわした。
何か叱られそうだなぁと直感した。その言い方は「後で職員室に来なさい」というような・・・。個別に叱られる案件を彷彿とさせた。

 

しかし逃げるわけにもいくまい。私は声をかけられるまで、マイクと画面をオフにしてただ静かにその時を待った。
そして会議の後半、画面に「デスク賞」の文字とともに、自分の名前と顔写真が映し出された。
「えっ、えっ?そういうことなの!?えーーー!!」私は驚きと喜びで大声を出した。
「叱られるのだろう」と構えていただけに、真逆の展開に腰が抜けるほど驚いた。
社内的な賞なので内容は伏せるが、まあ、仕事内容が認められたということだ。


そこで初めてコメントを求められた。私はマイクと画面をONにして
「実は『後で』なんて言われるものですから、てっきり怒られるものだと思っていました。まさかこんな賞をいただけるなんて、びっくりしすぎていて・・・。積み重ねた取材があると、言葉に魂が乗ることを実感しました。これもそれも〇〇さん、□□さん、☆☆のみなさんのおかげです」などと、喜びそのままに熱くコメントした。


落ち着いて思い返してみると「社内のリモート会議なのに、まるでアカデミー賞張りのスピーチをぶっこいてしまったな…」と少し恥ずかしい。


会議が終わったあとも、私は喜びのあまり手が震えていた。
「えっと、私、今から何するんだっけ・・・?あの資料、手が震えて作れそうにないからMさん作って」となどとスタッフに言い、ただただ喜びに浸っていた。


実はその夜、たまたま9年ぶりにある男性と会う約束をしていた。
彼と会うのは滝川クリステルが「お・も・て・な・し」で東京五輪招致を勝ち取った2013年ぶりだった。
あのニュースを一緒に見ていたから覚えている。
同業で1つ年上。20代の頃から知っている。今は県外にいるが、富山に来る用事があるから、一緒にごはんを食べようと約束していたのだ。


ときどき互いをテレビ画面で見ることがあった。
私は先日「この前見たけど、太ってたし老けてたよ。昔はかっこいいお兄さんだったのに、おじさん化してた。素材はいいんだし、ジムでも行って少し締めた方がいいんじゃない?」と、失礼極まりないことを言ったばかりだ。
彼の地雷は、見た目ではないことを知っていた。

実際、彼は別に気にするでもなく「そりゃ、老けるよ~」と言っていた。
私だってずいぶん老けただろうが、女性に対し「そっちこそ老けたな」などと言い返すような無粋な人ではなかった。


私は彼に「泣きたいほど仕事でうれしいことあった。美味しいもん食べて騒ぎたい。付き合って」とラインした。
「あら、それは良かったですね。」と、彼らしい淡白な返信が送られきた。

 

いつもは割り勘にこだわるが、きょうはごちそうになろうかなと思っていた。
私は郊外の蕎麦屋さんとかとんかつ屋さんはどうか、車出すよ?と言った。
彼は「いつもそんな郊外に行ってるの?わびしい食生活だね」と言い、街中のきれいなお店に連れて行ってくれた。


昔から仕事はできる人だったと思う。それゆえ、いけ好かないところも多々あった。
私の苦手分野にも明るく、取材がうまかった。私のやり方に駄目出しをされたこともあるし、彼の手柄や人脈をとうとうと聞かされるのも苦痛だった。

 

顔もいいし、仕事もできるし、ケチじゃないし、独身だし、一緒にいたら楽しいはずなのに、会ったらむかつくことが多かった。
そんなこんなで彼からの連絡を何度も無視した結果、9年もあいてしまったのだ。
9年ぶりに会おうと思えたのは、私も年齢を重ね、たまにむかつく奴の顔でも見てみようか、と余裕が生まれたからである。


私は「こんないいところに連れてきてくれてありがとう」と言った。
彼は「お酒、無理しないで。ソフトドリンクもあるよ」と、私があまりお酒を飲まないことも覚えていてくれた。
メモしなくとも取材内容が頭に入るタイプなのだろう。
彼は勝駒を、私は梨のソーダを注文した。コース料理が始まった。

 

一皿目からカニが出てきた。ズワイガニベニズワイガニを交配したとても希少なカニ「黄金ガニ」だという。
私がそっとバッグに手を伸ばした瞬間、彼は「まさか、写真撮るとか無粋なことしないよね?」と言ってきた。
なんという洞察力・・・。私の行動が先読みされている。

 

食べる前に料理の写真を撮ることが、無粋な行動であることは私も重々わかってはいる。
いい女は、SNSにカニの写真などアップしないこともわかっている。
でもやめられない、撮っておきたい。

 

私は「わかった。1枚だけ。きょうあなたにお祝いしてもらったことを覚えておきたいからこのカニだけ」と言い、私はささっと撮ってスマホをバッグにしまった。

幻の黄金ガニ この1枚で止めるはずだったが・・・

そのあとも美しい料理がどんどん運ばれてきた。
富山ガラスの器もとても美しく、撮りたい撮りたいと思ったが、ぐっと我慢した。

彼は「こういうのは、心のファインダーに残せばいいんだよ」と言いながら、きれいにお酒を飲み、きれいに食事を楽しんでいる。

嫌な奴のはずだが、所作に品がある。もはやなぜ嫌な奴だと思っていたかも思い出せない。

 

彼はコース料理とは別に、カワハギのお刺身を頼んでくれていた。
「これが旨いから。ここに来たら食べたかったんだ」と。

肝がついたお刺身に、私のテンションも爆上がりだ。

私は「肝だけ、撮らせて。お願い」と言って、彼の許可が下りたか下りないかを確認する間もなく、さっとカワハギも撮った。

肝付きだなんて!嬉しすぎます 美味しすぎます 急いだから少しピンが甘め・・・

仕事のことを中心に、彼がぽつぽつとしゃべっている。
軽い自慢話も、ちょっとした愚痴も、ごちそうだった。

「うんうん、何々?」と、積極的に聞きたいくらいである。

 

全て受け止められるようになったのは、年齢のせいか、目の前のごちそうが美味しすぎるせいか、それとも私自身の人生が満たされているからかー。

 

ふわふわと宙に浮くような気持ちのいい夜。この空気を忘れたくない。

お椀もきれい

デザートもお見事! 呉羽梨、シャインマスカット、
五箇山特産のカボチャ「ぼべら」プリン、抹茶まで

バーも2軒、連れてきてくれました モスコミュールを飲みました