ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

はずれのソファーベッド 2022年夏休み③

2022年7月27日(水)晴れ 加賀菅谷30.7℃

 

夕食会場は1階のプールサイドダイニング。

ここで和食のコース料理をいただく。

妹は日本酒の飲み比べセットを注文し、しっぽりいくようである。

プールサイドダイニング 窓の外のイルミネーションが素敵

こういう場所に来ると地酒を注文する 粋な妹

温泉上がり 半すっぴんで失礼・・・

イラスト入りの献立表は、料理長自ら描いているようだ。

それを見ながら、次に出てくる料理をわくわくして待つ。

ゆっくり楽しむコース料理。大人はとても楽しいのだが、姪っ子は途中で飽きてきたようで、早くナイトプールに行きたいと言い始めた。

ただ、ナイトプールも21:00からじゃないと入れないので、いまはゆっくりごはんの時間を楽しむべきなのだ。

文字も絵も可愛い 料理長 下代隆士さん作の献立表

前菜ってワクワクする

変り皿 豚肉のパテパイ包み 白髪葱ベリーソース

夏らしいとうもろこしの茶碗蒸し

と、そこにスタッフが「お子様にお配りしています。お好きなものを1つ選んでください」と、おもちゃがたくさん入った籠を持ってきてくれた。

それを見た瞬間、妹と姪っ子が「あっ!ルービックキューブだっ!!」と叫んだ。

どうやら5月の連休ごろからルービックキューブが欲しくてたまらなかったらしい。

しかし、100円ショップにはなく、デパートで売っているものは高く、結局買わないまま今に至ったようだった。

他のおもちゃには目もくれず、姪っ子は3秒でルービックキューブを手に取った。

 

母と私は「他のおもちゃ、ひとつも見んかったね。もしかしたら他にも何かいいものあったかもしれんのに。今更ながら、他に何入っとったんか気になるね…」と、自分たちはもらえもしないおもちゃに思いを馳せ、食べたり飲んだり。

姪っ子は、ルービックキューブに夢中になった。

念願のルービックキューブに大喜びの姪っ子ちゃん

 

21:00。部屋に戻り水着に着替えて、ナイトプールに向かう。

ライトアップされたプールは昼間とは別世界。

プールにはノリのよいPOPミュージックが流れ、カラフルなライトは刻々と色を変えていく。

さっきまで眠そうだった姪っ子が、ばしゃばしゃと元気に泳ぎはじめた。

温泉に来てプールで遊ぶというのは、私にとってはなかなか新鮮な経験だった。妹にそう伝えると、子供連れの世界ではさほど珍しくないという。

 

22:30までたっぷりと泳ぎ、夕食前に入った本館5階の大浴場「樹林の湯」とは別の、別邸1階の浴場「森の出で湯」へ。

24:00までなので、それまで温泉を堪能して部屋に戻る。

妹が部屋の前のマッサージチェアを使っていたので、少し羨ましく思う。

あとで使おうと思いつつ、読書タイム。

 

そういえばベッドについてなのだが、ダブルベッドが2つ、ソファーベッドが1つだった。見た瞬間から、私はあのソファーベッドで眠ることになるであろうと確信していた。

 

妹と姪っ子はペアだから、ちゃんとしたベッドを使うだろう。

あとは母と私の椅子取りゲームならぬ、ベッド取りゲームだ。じゃんけんやくじ引きで決めてもいいのだが、私の方が若いし、ここで「私もダブルベッドがいい~」と主張するのは親への配慮がなさすぎるというものであろう。

 

私は自主的に「ソファーベッドでいいよ」と言った。寝心地は雲泥の差だろうが、別に私はソファーベッドでも十分眠れるのだ。日常生活でもベッドまで行かず、リビングのソファーベッドでうとうとし、そのまま寝落ちして朝を迎えることは日常茶飯事なのだから。

奥の部屋のソファーベッドが私のベッドになるであろう・・・別にいいけど

快適なダブルベッドに万歳している3人

そういえば、妹・甥っ子・姪っ子のお泊り布団だが、3組あるうち1組だけがぺったんこの「せんべい布団」だったらしい。「誰がそこに寝るのか?」となったときに、妹は「腰がやられないように…」と早々にふかふか布団を確保し、姪っ子も「私だってふかふか布団がいい~」と譲らず、結局甥っ子くんが、いじけて泣きながら、せんべい布団で寝ることになったそうだ。まあ、女の世界にいるとそうなるであろう。

幼きうちからレディに譲ることを覚えるがよい。

 

さて「徹夜をしてこの温泉を満喫しなければ!」と息巻いていた私だが、日中も夜もプールに入り、貸し切りの竹林プールも入り、温泉大浴場も2種類入り、だいたい満足して徹夜どころではなくなってきた。午前1時半、もう限界だ。

部屋の前のマッサージチェアに行く気力さえない。

はずれのソファーベッドに横になって1分で寝落ちした。

夜も素敵な庭だった

おやすみなさい・・・よい温泉でした

翌日妹が「お姉ちゃん、何時に寝たん?」と聞いてきた。

私は正直に「1時半かな」と答えた。

「あーっ。全然徹夜じゃないじ!」と、笑われた。