ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

お部屋をグレードアップ 2022年夏休み②

2022年7月27日(水)晴れ 加賀菅谷30.7℃

 

夏休みの帰省中、温泉に1泊しようという話が出ていた。

6月初旬、母・私・妹のグループラインで、どこに行くか?とミーティングが行われた。こういうリサーチに長けている妹が、A案とB案のURLを送ってきた。

 

A案はかつて私と母が泊まったことのある富山のリゾートだった。まあまあ高い。あのときも清水の舞台から飛び降りる気持ちで予約した。子連れじゃない方がいい気がする。

B案はまだ泊ったことのない石川の温泉で、気になっていた宿だった。未体験の場所の方がいいということで、B案に決定した。

 

妹が立て続けにLINEしてくる。「ちなみに夕食はスタンダード?それとも最高級の懐石がいい?3人で2万くらい違ってくる」と。

母と私は「スタンダードでいい。石川のごはんはスタンダードでも十分うまい」と返す。

 

すると妹は「食事に2万アップするのをやめた分、部屋をランクアップさせようかと思うんだけど…」と提案してきた。

 

この3人でいると、私が一番男っぽい。「お前らがそうしたいなら、そうするがよい。まかせた」という気分である。自分では絶対しないような贅沢な提案に、乗ってみるのもいいだろう。

 

「まかせた」と返信した翌日、妹から「予約完了。部屋は一番いい部屋にしたぜ。庭に直接出られるガーデンスィート!泊まるならこの部屋でしょう」と連絡が入った。

 

「いい部屋にしたぜ」と言ってみたり、「この部屋でしょう」と締めくくったり、言葉遣いのテンションがちぐはぐだ。

母がめっちゃでかい「いいね」スタンプを押している。「いいね、いいね、超いいね~。お金に糸目はつけないよ~」というテンションだ。私もラグジュアリーなところは好きではあるが、母と妹は私の30倍ほどラグジュアリーなところが好きな人種なのだ。

このお部屋!特別室368

ちなみにB案の宿とは、石川県山代温泉にある『森の栖リゾート&スパ』である。

プールがあり日中も夜も入ることができる。フィットネスジムや、水着着用の炭酸泉・温水プールもあるようだ。ライブラリーラウンジに、セレクトショップ。本館5階の大浴場「樹林の湯」に、別邸1階の「森の出で湯」。妹が予約した特別室には、プライベート露天風呂もついているらしい。

もう…どこからどう攻略すべきか、右往左往である。

 

私は「こりゃ徹夜だわ」と言った。

ゴージャスな宿に泊まると、その全てを満喫したくなり、結局まったく休まらない。いつものことである。本当のお金持ちはこういうところで何気なくゆったりと過ごすのだろうが、私はそんな風にできたためしがない。

「プール行って、フィットネス行って、みんなが寝静まったらライブラリーで読書して…。どいね。プール、夜もやっとる!ナイトプールやって。温泉も3カ所もあるし、全部入らんなん。この湯上がりテラスって何よ!?あーっ。時間が足りん。徹夜だ、徹夜!徹夜しかないわ。温泉から帰ったら爆睡すればいいし」と、もはや温泉に休みに行くのか疲れに行くのかわからない。

母と妹は「お姉ちゃん、徹夜するんやって~。私らは適当に寝るけど」と言って笑っていた。

 

さて、森の栖リゾート&スパ。フロントが2階にあるので、エスカレータでロビーに向かう。もうこの時点から大興奮だ。15:00チェックイン。

エスカレーターでフロントへ

係の女性が「お客様のお部屋は一番遠いところにございます。歩きますよ。みなさん迷われるんです」と言っている。

 

四季回廊と名付けられた渡り廊下をてくてくてくてく歩く。

別邸 木もれび 特別室368を目指す。遠い。確かに遠いぞ。てくてくてくてく…。

別邸 木もれびに向かう四季回廊

途中で靴も脱いでてくてく…

途中で別邸のお客様専用のラウンジも案内される。

ドリンクバーやチョコレートが準備されている。母は案内されているときに、そのチョコレートをつまんでぱくっと食べたのでぎょっとする。「うふふ。奥様、よろしいですよ」と言われている。ふゎあ。また「行くべき場所」が増えてしまった。

ここが最近完成したというラウンジ

ドリンクバー&チョコレート

ここがお部屋の入口だ!

特別室368。何というか…家である。

ダブルベッドが二つ並ぶベッドルーム、リビングルームにはロッキングチェアーなども置かれている。大きな窓から光が降り注ぎ、出ると私たちだけのプライベートガーデンが広がる。トイレも2つある。朝の使いたい時間帯は重なるので、これも重要なポイントかもしれない。

「うわ~!すごい、すごいね」と、写真を撮ったり、部屋の隅々までチェックする。

姪っ子が「早くプールに行こう」と、ごね始めた。

リビング&ベッドルーム

女性4人で優雅な時間

こっち側でも撮ってください

奥にプライベート露天が

んふふ~ いい雰囲気 

庭もすごいぞ

ずっとここに居てもいいが、まだ行かねばならぬところが山積している笑

お手洗いも2つ

お部屋への専用通路 

そろそろプールに行こうか

16:00ごろからプールタイム。

姪っ子はばしゃばしゃと元気に泳いでいる。スイミングスクールに行っているからか、とても上手だ。

私も妹からゴーグルを貸してもらい、いたずらに潜ってみたりする。

母はプールサイドで手を振っている。

プ―ルがある温泉っていいね

浮かんだり、潜ったり

ままちゃんはここでのんびり

みんなで利用するプールも楽しいが、17:00~18:00の1時間は貸し切り温水露天プールを予約してある。そこにも行かねば。いそいそと移動だ。

 

竹林が借景になっている温水露天プール、炭酸の丸いお風呂もある。

水温が高くプールというより温泉のようでもあるが、水着着用で利用するスポットらしい。本来は共用スペースなのだが、コロナ禍のため1グループ1時間と区切り、予約制の空間になっているのだ。

ヒグラシの鳴き声に耳を澄ます。何て素晴らしい空間なんだろう。

時間貸し切りの温水露天プール

竹林が素敵

炭酸泉 姪っ子はパチパチする…と嫌がって出た

18:30から夕食なので、残り30分で温泉に入って、夕食会場に向かわねば。

忙しい、忙しい…!予想していた通りの分刻みスケジュールだ。

 

2022年夏休み③に続く