ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

「なんだかんだ 可愛い」 2022年夏休み⑤

2022年7月29日(金)晴れ 金沢34.2℃

 

石川県立図書館がスゴいらしい。

今年7月16日にオープンしたばかりで、SNSなどを見ても評判がよい。全国放送でも紹介されているようだ。

近くの施設って「いつでも行けるわ」と思って逆になかなか足が向かないのだが、これまた妹が「この帰省中に行きたい!」と意気込んでいるので、炎天下、私の運転で向かうことにした。

とにかくこの夏は暑い。駐車場から施設に入るまでの数百mすら、暑くてどうにかなりそうだ。

2022年7月16日開館 石川県立図書館

こんなに自由なスペースも

まさに知のエンターテインメント施設

 

石川県立図書館の魅力は、大きな声じゃなければおしゃべりは自由という点。サイレントルームをのぞけば、会話OKという気楽さが何とも心地いい。席も色々あって、従来の図書館の概念を覆すような『知のテーマパーク』といった感じ。

妹も「こういうことに税金を使ってほしいよね」と言っている。

きょうは施設の見学デー。今度来るときはゆっくり読書をしてみよう。

恐竜の模型もある!

このコーナー、好き

こんな席もあります

 

そういえばこの帰省中、妹は「葬式の写真を撮ってほしい」と言っていた。

縁起でもないが、別に葬式じゃなくてもバストショットのここぞの1枚はあって困るものではない。

 

日々子どもの写真は増えていくが、旅行に行っても、おでかけしても、自分のピンのショットを撮ってくれる人がいないという。

私は「OKOK!得意分野よ」と、妹の帰省中、いろんな写真を撮ってあげることにした。

私の強みは「その人のコンプレックスがわかる」という点だ。

特別いいカメラを持っているわけでもないし、腕があるわけでもない。ただ、人物を撮るときに、その人の「撮ってほしいところと、強調されたくない部分」が瞬時にわかる。自分自身が整った顔ではないからこそ、被写体の気持ちが分かるのだ。

 

妹は黒目は大きくぱっちりしているが、口が見ようによってはカエルのようになる。

そのカエル口を、いい方向に引き出さなければならない。

ピンショットうれしい!と、喜んでくれた1枚

温泉の庭にて ベストショット

あと、祖母や父が元気なうちに、集合写真も撮っておきたいというので、実家でもカメラマンをしていた。色んな組み合わせで撮りまくり、茶の間でアイスを食べた。

 

甥っ子や姪っ子が『ガツン、とみかん』というまあまあ大きいアイスを2つも食べていたので「大丈夫?おなか壊すよ」と心配する。昔、私が小さい頃には「アイスは1日1個」という決まりだったので。

①実家の玄関にて 【私が撮影】

②実家の玄関にて 【妹撮影】

ひ孫とミチ(89)

先祖も一緒に―

 

夜は、私の彼も交えて私の部屋でBBQだ。

甥っ子たちは元気にはしゃぎまわっている。普段ほとんど使わないバランスボールを転がしてバタバタと走り回り30万円の高級椅子のオットマン部分を椅子にして座っている。そしてフランクフルトをむんずと手でつかんで食べているではないか。

「大丈夫だよね?その手でオットマン触らないよね!?」と、心の中でハラハラしつつ、濡れ布巾を渡し、手を拭くよう促す。

 

姪っ子が「これ、絢ちゃんが作ったの~?」というので、何かと思ってみたら私の手作りマグカップでお茶を飲んでいる。わあ・・・。それは名古屋のノリタケの森で親友と作った思い出のマグカップだ。サクランボとてんとう虫を描いた世界にひとつだけの品。お願い・・・割らないでね、割らないでね、と心配になる。

 

普段、大人としか接していないので、子どものすることがわからない、無駄にどきどきしてしまうというのが私の弱点だ。うるさく言うのもいやなので、言葉にはしない。ただ、どきどき、はらはらしたお部屋BBQ。

甥っ子くんがイカさばき大臣に

実はどきどきしたお部屋BBQ

 

BBQが終わって、子どもたちを寝かせた妹が再び部屋にやってきた。

22:00お茶を飲みながら大人の時間だ。

私の彼と、妹と、私の3人でしゃべっていたのだが、私は今夜中に妹に渡す写真データをまとめたかった。妹はあす帰るので、それまでにUSBに入れて持たせたくて。私はその作業があるからと、パソコンがあるとなりの書斎に移動した。ドアを開けておいたので、なんとなく彼と妹が話していることが聞こえてくる。

 

妹が「お姉ちゃんはどうですか?」と聞いているので、慌てて耳を澄ます。

彼が「生真面目過ぎるほど、生真面目でね」と言い、妹が「わかる~!」と、盛り上がっている。「たった数百mの移動でも、後部座席のシートベルトをしないとお姉の車は発車しないんですよ」などと言っている。

 

妹は「お姉は、やきもちとかは焼かないんですか?」と聞いている。

彼は「そう。それがなくてね、とてもありがたく思っている」と答えている。

彼はバツイチなので、前の奥さんと話すこともあれば、子どもたちの部活の送り迎えもある。でもそうしたことに対して、私がさして気にしていないのが、とてもありがたいと。

 

面白いな。本人と直接話すより、第三者による取材の方がその人の本質が見えることがある。

 

妹は「でもお姉ちゃん、変なことで怒ったりしませんか?」などとも聞いている。

彼は「そうそう。時々理不尽なことで怒ったりして、何で俺がこんなこと言われなあかんの?と思ったりもするけど、なんだかんだ可愛いんだよね」と言っている。

 

ぶふふ・・・聞きましたぞ。「なんだかんだ可愛い」

リピートしよう。「なんだかんだ可愛い」

リピート アフタ ミー!「なんだかんだ可愛い」

 

聞き耳を立てている間に、写真の整理が終わった。

あすは、彼と「キラキラめだか」なるめだかを見に行く日だ。