ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

おうち時間 VOL② ~日々デリバリー~

2020年5月3日(日) ※VOL①のつづき ①から読んでくださるとうれしい♪

 

 モノを全部出しての整理整頓は、大変だけれど充実していた。「見て見ぬふり」ができないし、時間はかかるけれどモノの量もありかもはっきりする。

 

 母には計画表を送り、「連休はこんな感じでがんばるから」と宣言していた。母は「すんごいねぇ!」と計画表を見ただけで大変な興味を示し、夕食の差し入れを持ってやってくるようになった。

 

 新型コロナの感染拡大でテイクアウトが流行している今、私は買い物に行くリスクが減るし、母の手料理を食べられるし、ありがたかった。

 

 母は「あすのテイクアウトは何がいい?」などと聞いてきたが、よく考えると私は一歩も外に出ないので、テイクアウトというよりデリバリーな気がする。

 

 夕食デリバリーをしてくれる母には、毎日、片付けの成果を見てもらっていた。

「きょうはこの食器棚を片付けたんよ」「きょうはこの引き出しの中をすべて出したんよ」と、きれいになった場所を見せる瞬間はうれしかった。ただの片付けといえども、毎日が発表会のようなものだ。母が「すご~い!きれいになっとる~。スパッツはいてエプロンして。あんた、すごくてきぱきしてまぶしいわ!」などと言ってくれると、「そうかそうか💛」と疲労も吹き飛んでいく。テンションが上がり、片付け中に出てきた源泉徴収票を見せたりする。隠し事なしの信頼の世界。

 

 無職の母は私の家にデリバリーを届けるのが日課になり「予定があるっていいねぇ」

「毎日楽しい。行ったらアヤがいるし。天気いいし」とご機嫌だ。

 

 母が来たらすぐ手を洗わせ、マスクをさせ、距離をとってたわいもない話をする。お金の話、ラジオの話、甥っ子と姪っ子に手作りマスクを送った話など、思うままに語り合う。

 

 そして一人ではできなかったことをお願いする。布団カバーをかける作業は、かなり手間取った。なぜかうまくいかない。布団がだんごのようになるのだ。やり直してもやり直してもすごく変。よくよく分析すると・・・なんとダブルサイズの布団に、シングルサイズの布団カバーをかけていたのだった。

 

 母のデリバリーメニューは変化に富んでいた。酢豚、油揚げのひき肉詰め、豆腐のキノコあんかけ、味付けカルビ、麻婆豆腐、コロッケ、春巻き、焼肉炒め・・・毎日色んな料理が届けられる。これにサラダやフルーツもついてくる。

 

 意外とミラクルヒットだったのが豆腐のキノコあんかけ。ショウガがほんのり効いていて絶妙な味付けだった。驚いたのが5種の春巻き。1つ、春巻きとも思えないようなものがあって「なんか変なのが1個あったけどあれは何?」と聞くと、「あれは昨日のコロッケの崩れたものと明太子」と返ってきて、たまげた。

 

 そう、なんかイモイモしかった。春巻きなのに中身がコロッケって…。「コロッケ春巻きだよ。コロッケと思って食べればいい」という。コロッケの中身に明太子を合わせて、春巻きの皮で包んであげてしまえ、という強引さ。まずくて食べられないというわけではないが、「何かが違うぞ」というのが正直な感想。

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この中の1つが世にも奇妙な「コロッケ春巻き」

 母が「たまには、素敵なお店でテイクアウトでもしてみる?シェフのオムライスとかさ~」と聞いてきた。

 私は「別にいい。おかんの作る料理の方がおいしいから」と答えた。(※春巻きコロッケ以外は…)

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5月2日(土)のデリバリーは焼肉炒め