ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

休みの過ごし方②

休みの過ごし方①から読んでください♪

 

2021年7月18日(日)晴れ

 

ぼーっとしたまま生産性もなく休みの日が過ぎていくことに焦りを感じた私は、休みを充実させるひとつのコツを思いついた。

それは「前日までに、何かしらひとつ予定を入れておく」ということだ。

友人とランチに行く、夕方マッサージに行くなど、相手や予約がある予定がよい。

「写真を撮りに行く」とか「トレーニングをする」などというのもいいが、自分一人で完結する予定だと「ま、別にきょうしなくてもいいか」と、当日のだるさにかまけて、TODOリストを無視する自分がいるからだ。

 

日曜日は、Rちゃんと12:00に中華ランチに行く約束をしていた。

すると不思議なもので、7時半ごろに起きて、執筆でもしようかなとブログを2話分書き上げ、「Rちゃんが部屋に来る可能性もあるな」と部屋を片付け、布団まで干してしまう行動力。

それからお風呂に入り、身支度をし、誰とでも会える自分になる。

このとき「あ~、約束って素晴らしい」と感じたのだ。

 

リトル上海という王道の中華料理店でランチ。Rちゃんは上海ラーメンを注文した。

「久しぶりにあの透き通ったスープを味わいたい。20代の頃にはこの良さがわからなかったんだよね」などと言っている。取り皿に分けてもらい味見したのだが、本当に澄み切ったスープだ。シンプルな味。無駄を一切省いた塩の味。

家系のがっつりしたラーメンが好きだった20代の頃は、確かにこのやさしさがわからなかったかもしれない。「やさしいだけの人」ではなく、「危険さもある人」が魅力的と思えた20代に、この味を理解するのは難しい。

 

私は「冷し豆乳担々麺」にした。さて一口。こちらも見た目よりずっとやさしい。

豆乳のだしのうまみを殺さない程度のピリ辛さ。

そこに細く刻まれた野菜や肉みそなど繊細なトッピングたち。

「やさしい、美味しい・・・。でももしかしたらあとワンパンチあってもよいのかもしれない・・・」などと言いながら食す。

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リトル上海 冷し豆乳担々麺 1000円

ここは麺も独特だ。もっちりしている。

私は「ラーメンと冷麺を足して2で割ったような食感。伸びにくい麺」と表現した。

Rちゃんは「タピオカが練りこまれてるんじゃない?」と言っていた。

真偽のほどはわからないが、2人で食リポしあって1杯を大切に味わうひととき。

 

デザートにマンゴーココナッツを頼もうとしたが「まだマンゴーが熟してなくて・・・すみません」と言われる。マンゴーの熟し待ち、大切。

 

そのあとショッピングモールに行くことにする。私は「干してきた布団を取り込んでから行きたい」と、一度家に戻った。

 

Rちゃんは「留学時代、フランスで買った紅茶が湿気ってきたかも」と言う。

私に渡したかったようだけれど、コロナでずいぶん会っていないうちに劣化したようだ。私は「大丈夫!」と自信満々で受け取り、それをフライパンで炒って湿り気を飛ばし、香りを立たせ、美味しく淹れ直した。

Rちゃんが「あの味が蘇った!」と言っている。ミントのフレーバーも感じるさわやかな紅茶。2人別々のボトルに入れて、それを持ってショッピングモールに向かう。

 

いつもあまりゆっくり見られないいい匂いのお店「LUSH」で、商品についてゆっくり説明してもらった。いつも気になっていたけれど、何が何だかわからなくて素通りしていたのだ。「現実頭皮」という面白い名前のスカルプトリートメントと、ヘアモイスチャーとマッサージ効果も得られるシャワースクラブを購入する。これでおうちエステタイムを楽しんでみよう。

 

アプリで見て気になっていたGUのワンピースも試着してみる。2490円のお安いワンピ。が、着てみるとなんだか貴婦人のようだった。(※自称)

肩のラインがふっくら盛り上がっている感じも上品だ。

試着室で静かにテンションが上がった。

Rちゃんはあまりファストファッションを好まないので、彼女がトイレに行っている間にささっと買ってしまう。「すんごい似合ったし、2色買いしたわ」と事後報告だ。

 

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思わず2色買いしたGUワンピ 2490円×2着

とても充実した1日。だらだらすると半永久的にだらだらしてしまうが、活動を始めると「これもしたい、あそこも行きたい」と、やりたいことがむくむく湧いてくる。

このままの流れで、Rちゃん御用達のアルプスというサウナに行ってみたいかも、と言う。するとするとRちゃんは「あそこは一日仕事で疲れ果てて、泥みたいになった日にいくべきだよ。きょうじゃないと思う」と言うではないか。

そうなのか。泥みたいになった日か・・・。

「この泥っていう言う表現、私もよくするんだよね。一般的に流通してる言葉だっけ?」と聞くと、私の口癖が移ったのだという。やはり、出所は私だったか。

 

さて翌日、仕事にいくと男性記者から「きょう何かあるんですか?おめかしワンピース着て・・・。きれいなワンピースですね」と声をかけられた。

ほら~!!!!!

あの試着室で感じた「貴婦人のよう」という第一印象は正しかったんだ。

「よく見てくださるんですね。とってもうれしいです」と優雅に答える。

 

本当は「GUで2490円だったんです~」と一言付け加えたかったのだが、私はその言葉をぐっと呑み込んだ。