自己表現と化学反応 ①コソ読み族
2021.4.25(日)
SNSで写真や文章をアップしていて思うことは、いろんな読者がいるということだ。
私は有名人ではないし、人の悪口を書いているわけではないので、炎上には至らない。たまに「ピント外れだな」と思うコメントが来ることはあるものの、「センスないな」と思うくらいで、別に傷ついたり腹が立ったりすることもない。
私のブログの読者は、大きく分けて3パターンいる。
①コソ読み族
ぶっちゃけ大部分がこの部類だ。9割がコソ読み族と言ってもいい。私は私生活のことなどを割と赤裸々に書くので「読んでいいのかな・・・」と思う人は多いらしい。特に私に近い人は。
読んでいることを誰にもバレたくなくて、私にもバレたくなくて、でも読みたくて、コソコソ読んでいる。「陰ながら応援しています」というコメントもときどきくる。「別に陰ながらじゃなくて、大手を振って応援してくれればいいよ」と思うものの、これも私の読者の特徴だ。
上等だな、と思う。隠れてでも読みたいと思ってくれるなんて、こんな名誉なことはない。嫌味でもなんでもなく、書き手冥利に尽きる。
私はアクセス数だけは見られるので「まあまあ多くの人が読んでくれているな」と思うものの、実際に誰が読んでくれているのかは分からない。足跡までは残らないので、その正体は不明なままだ。
②正統派コメント族
書いたネタについて真正面から受け止め、前向きなコメントをくれる人々。
SNSは公の場ということをわきまえて、そつなく温かい対応をしてくださる。
SNS上にコメントを残してくれる人もいれば、個人的にLINEで感想をくれる人もいる。
コメントまでしなくても「いいね」を押してくれるだけでも、顔が見えてありがたい。
「読んでいます」と姿を見せてくれる、気持ちのよい人たち。
③書き手を超える「玄人読み手」
50人に1人くらい、書き手の私を超えて私のことを理解してくれる玄人(くろうと)読み手という人種がいる。
私が何気なく書いた1文に神髄を見つけてくれたり、こちらが思ってもいない感想を寄せてくれたりする。私のブログでそこまで何かを感じてくれたのか、と身震いする。
いいものが書けたときは「どうかその人も読んでくれていますように」と思うことがある。
このブログでは、きのうとんでもない玄人読み手に出会った、という話を書いていきたい。
自己表現と化学反応 ②につづく