ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

異動までの日々⑦ 写真について思い巡らせる期

2021年3月12日(金)お昼過ぎ

「こんにちわ~。今日は、休みなので自転車にてポスターみて回り中です!ちょっと、自分の祖母の面影を感じました。いい写真ですね」と1枚の写真とともにメッセージが入った。写真部の金川はるみちゃんからだった。

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えっ!?私の写真だ・・・!

 

「!!!!!」

 

新居の打ち合わせ、仕事、引っ越し、そして異動・・・。ここ半年、忙しすぎてまったく写真部の活動に参加していなかった。

 

「自分が撮った写真が、バス停のポスターになる」こんな名誉なことも、はるみちゃんからの連絡がなければ知らずに過ぎていくところだった。

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TOYAMAキラリの前のバス停に!


Facebookにアップしたら、違う角度からの写真や、夜の写真なども届き、現地で見られないもどかしさが解消された。本当に感謝しかない。

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さすが写真部 いろんな角度の写真が送られてくる

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夜は反射がなく、よりくっきりと見える

初めて写真がポスターに採用されたのが2019年。ヒマワリと三輪車の女の子の写真だった。そのときはうれしくて、富山のホテルに泊まりこんで、昼の見え方、夜の見え方を見比べるほど楽しんでいたのに。今はうっかり見過ごすところだったのだ。

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2019年3月9日 ヒマワリのスカート履いて見に行った

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夜は写真がよりキレイに見える

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名前も入るのです

 

このことをきっかけに、なんとなくまた写真について思いを巡らせることが多くなった。

 

くしくも異動の発表があった直後の3月3日(水)

私の初の写真展~アナザー・ストーリー~をプロデュースしてくださった方から、「2021年に第2弾をしませんか?」とお声掛けがあったのだ。

私が富山に行くことも知った上で、「TVでの告知ができなくても良いじゃありませんか。在廊も無理にする必要はないですし。再びタッグを組んで、次の頂を目指しましょう」と身に余るお言葉をかけていただいた。テーマも与えられていたのだが、コロナを理由に、ここ1年まったく創作活動に打ち込んでこなかったのも事実だ。

 

プロデューサーは月から新天地ということでもありますし、過去の写真を一度リセットして、新規にチャレンジしてみるのも面白いと思います」という。確かに。その方が良さそうだ。

今、いただいたテーマをどう理解して、どのように写真に落とし込んでいくか、この激務の中でも頭の片隅にはある。早めにプレゼンして、方向性を決めて、撮影に撮りかからないと・・・。

 

その数日後、金沢で有名な舞台役者・御供田幸子さんから、今度舞台があるからそれを撮りに来てほしいと声をかけていただいた。確か40周年のイベントで展示する写真のことだ。「私、富山に行くんです」と言ったのだが、「また連絡するわ~」と言われてしまった。富山なんて近いもんだ、という感覚なのだろう。

 

私は人物撮影がかなり好きで、その中でも「お年を召された女性」が1番得意なモチーフである。イケメンでもない、子どもでもない、美少女でもない、男性より女性。

私は年配の女性の心の機微までをも写し出すことに、最も興味・関心がある。

 

ポスターになったことがうれしくて、また写真部で頑張ることも考えていた。

しかし、基礎はみっちり叩き込んでもらった気がするので、いましばらくは「自分の作品作り」に落とし込んでいこうかとも思う。第2弾写真展は今年の秋ごろの予定だ。多分、意外に時間がない(笑)

 

異動までの日々⑧につづく