ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

異動までの日々③ 部屋探し期

2021年3月5日(金)くもりときどき雨

 

いよいよ引っ越し先の部屋を見に行くことになった。

繁忙期ということもあり、行った先でモタモタするのも嫌だなと思って、事前に不動産会社に電話をし条件を伝えておいた。

 

「会社に近い」「眺めが良い」「セキュリティがある」「駐車場がある」「自局が見られないと話にならないので、ケーブルテレビが見られる」などなど。

 

1回目の異動のときはあまりわからないまま、はじめに見た新築2階建ての1階の部屋を借りていた。眺望も何もなかった。そのときは「意外と庶民的ですね。あやこさんは、もっとラグジュアリーなところに住んでいるイメージがありました」と若い子から言われた。

 

その言葉が意外と残っていた。

 

「あれは支局長の部屋ではないね。新入社員の部屋だね」と言われたこともある。

 

「あぁ、そうなのか。私はもうちょっとラグジュアリーなイメージなのか」と、嫌な気はしなかかった。別にその言葉に引っ張られたわけでもないし、見栄を張っているわけでもないが、私もあのときより「住まい」に対する目が肥えていることも確かだ。

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富山1回目のときの部屋

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2011年4月 懐かしいなぁ・・・

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これはこれで楽しかったのだ

1回目の異動が2011年。今は2021年。偶然にもちょうど10年経っている。

「もう40代だし、お金がないこともないし、今度は住まいにもこだわってみるか」という気持ちが強かった。

 

社宅として借りる部屋なので一定額は会社から補助がでるが、それを超えた分は自分の手出しとなる。高い部屋に住めば、その分自腹が大きくなる。

 

それでも私は不動産屋さんの担当者に「ちょっとラグジュアリーでもいいです」と付け加えた。

 

不動産屋さんからは、条件を満たした2つの物件の案内図が送られてきていた。AとB。

Aは会社まで歩いて20分ほど。自転車通勤になりそうな場所の7階だった。神通川が近く、ぱっと川に散歩に行けそうな気持ちよい場所だった。リビングと寝室が連続していて、戸を開けておけば広く使える作りだった。リビングのテレビを見ながらベッドで眠れる。私のだらしないライフスタイルにぴったりだった。

 

Bは会社まで歩いて3分かからないような場所だった。Aより高いが利便性は最高で、

松川が見下ろせる4階。桜の時期は夢のような場所だった。だが、リビングと寝室は離れており、寝ながらテレビが見られないという不便さがある。会社の女の子は「それもまたいいですよ。さあ、寝よう!という気分になり、けじめのある生活ができますよ」と言っていた。

 

AかBか。ハーフハーフだった。あとは現地を見て決めようと思ってた。

午前9時45分。担当者に会う。すると「すいませーん。Bの物件はケーブルテレビが見られませんでした。僕が勘違いしていました」と言った。

 

逆に迷う手間が省けてよかった。Aが私を呼んでいるんだ。

 

Aは一般的に見ればよい物件だった。が、驚くことに私のテンションは上がらなかった。なぜか・・・。目が肥えすぎているのだ。当たり前なのだが、自分仕様に作った最高の新居にいるので、それよりは落ちてしまうのだ。人の慣れとは恐ろしいもので「ラグジュアリーといっても、こんなものか」というのが正直な第一印象だった。

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管理人から「あとで図をあげます」と言われ、写真がこれ1枚しか撮れなかった

2012年建築の物件で、7階からの眺めは最高だった。「入居者様のご趣味もあるでしょうし」ということで、照明がついていなかった。え!?照明から購入しなければならないのか。そして「駐車場つき」にも大きな落とし穴が。なんと立体駐車場だったのだ。

 

ぐおー。路面駐車が主な北陸において、立体駐車場か。面倒くさいな。別の物件を見せてもらおうかとさえ思った。が、まっすぐ前向きで駐車すればよく、出るときも前向きで車が降りてきてくれるのでそのまま出発できるというタイプの駐車場だった。たまたま入居者が出庫するシーンにも立ち会え、その様子がスムーズだったので「まあ、これにも慣れてみるか」と思えてきた。

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ここに前向きに駐車する・・・

もう一軒、富山駅北口方面の物件も見学させてもらった。広さはあったが、一人で住むには寂しい印象もあり、結局、最初に思っていたAに決まった。

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広いけれど・・・寂しく感じた

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反対側から見た感じ

こうして新居が決まった3月5日(金)。これから、家具を揃えていかなければいけない。

 

異動までの日々④につづく