ayakonoheya’s diary

日々のことを、ありのままに

アマゾンプライムビデオにハマる

2020.5.17(日)くもりのち小雨

 

 「知らん間にアマゾンプライムの会員になっとってん。毎月500円引かれとるし、解除してくれんけ?」と母が言う。なんかちょっとしたことで会員になってしまうらしく、前にも解除してあげたばかりだ。「も~。うっかりしないでよね。面倒くさいんだから」と言いつつ、無事手続きは終わった。活用していない500円なんて無駄すぎる。

 

 私もちゃんと明細見ておこうと、久しぶりにカードの明細を真剣に見た。すると・・・なんと去年の11月に、私は500円どころか4900円の年会費を収めているではないか!

 

 なーにーーーーーー!?!?!?

 

 そういえばアマゾンで買い物したときにお急ぎ便が無料だったりした。あれは私がプライム会員だったからか。別にそんなに急いで届けてくれなくてもいいから、4900円もの年会費を払いたくない。さっき母に注意したばかりなのに。

 私こそいつの間に変なボタンを押してたんだろう。半泣きになりながら解除の仕方を検索した。こういう事務手続きは大嫌いなのに。

 

 11月からだから、今止めればその半額の2500円ほどは戻ってくるのだろうか。私のばかばかばか!なんで明細をちゃんと見ておかなかったんだろう。ざわざわして過去2年分の明細をチェックしたが、他は洋服代やガソリン代など身に覚えのあるものばかりだ。知らぬ間に引かれていたのは、このアマゾンプライムだけだった。

 

 取り返せる分だけでも取り返したいのに私は焦りまくり、今年の11月に解約する手続きをしてしまった。つまり11月まではアマゾンプライム会員なのだ。

 

 もーー。プライム会員ってなんなんだろう?気をとり直して何がお得かを調べ始めた。すると対象の動画が見放題、200万曲近い音楽が聞き放題らしい。レビューを見るとアマゾンプライムの強みと言えば、年会費4900円という圧倒的な安さにあります」「他社の動画配信サービスと比べて価格破壊であることは間違いありません」などと、プラス評価の消費者の声が圧倒的に多い。

 

 4900円か。まあ、飲み会1回分。なんだかわからないけれど、ここは気付いたが吉日。元をとるべく活用してみるか、と心を入れ替えることにした。

 

 初めて見たのが松本人志さんのお笑い番組「ドキュメンタル」。地上波では見られないシュールな企画だった。(※これは男性向けな気がする。松本人志さんも女性・子ども向けではないと言っていた)

 

 いまさらながら数十人の女性が一人のイケてる男性を取り合う「バチェラー」デビューもしてみる。これはこれで一見の価値はあった。こういう番組は男性は嫌うので、自粛の今こそ一人で見るのが正しいだろう。

 

 そしてこの土日は私はどうしたことか、ちょっとエロい傑作を2本も見てしまった。

 

 1つは「カカフカカ」

 男性として不能な20代の小説家が「朝元気」を取り戻すべく、中学の同級生に添い寝をお願いする物語。映像やセリフがみずみずしい。若かりし日のそういうことを思い出して少しニヤけた。11話まであったのだが、金曜日の夜から見始めて土曜日には見終わってしまった。

 

 そして土曜の夜からは松坂桃李主演の娼年を見た。これもとんでもなかった。映画の8割ほどが性描写シーンなのだが、エロさよりも精神的に訴えかけるものが多く、泣きそうになった。そういうことはテクニックではなく、やはり気持ちが大きく左右するということを思い知る。松坂桃李が70歳の女性とからむシーンもあり、頭が割れそうになった。

 

 自分自身40代に入ってから「もう自分には若いころのポテンシャルもないし、そういうことから卒業してもいいな」と思い始めていた。地位も年齢もあがりセクハラと言われるのも嫌なので、性的な話は一切しなくなっていた。「おばさんのそんな話、聞くのも気持ち悪いだろう」と身の程もわきまえている。男性を見ても「この人とどうかなりたい」という気持ちは芽生えなくなっていた。

 

 そんな私の楽しみの最たるものが、上沼恵美子さんのトーク番組である。上沼先生のトークに共感し、笑い転げ、セクシーさを放棄していた日々。

 

 しかし「娼年」を見てからは、私もこの映画ばりのエクスタシーを味わうべく、どうにかせねばという気持ちが湧き上がってきた。

 

 アマゾンプライムの年会費、ここ2週間でもう充分元をとった気がする。